パフォーマンス・シリーズの第3回目です。
今回は、
- 身体にどれだけ覚えこませるのか?
- そして何をするのか?
といった面から深掘りしていきましょう。
▼前回と前々回の内容はこちら
なりたい自分を見つけ出す♪
前回の「気持ちの面から視るパフォーマンス」が「在り方」を示すのであれば、今回の肉体にどれだけ覚えこませて何をするのか?は「なりたい」ことにフォーカスを当てた見方だと言えます。
✔ モチベーションは、在り方(達成した後の将来をイメージ)
✔ やる気は、なり方(行動、動作の面から)
をもう一度確認しておきましょうか。
身体にどれだけ覚えこませるか?
ここでパフォーマンスの変化ということについて考えてみましょう。
と感じられる人は、パフォーマンスが変わった、上がったと感じられるまでにどのくらいの時間を費やしているのでしょうか?
言い換えると、パフォーマンスを上げるまでにどれだけの時間をかけて、体に覚えこませたのでしょうか?
パフォーマンスを上げるためには、時間をかけて量をこなす、量の変化の蓄積であるともいわれています。特に初めて行うことは、不安が伴うため、出来たりできなかったりの境界線付近を行ったり来たりする状態です。たくさん練習やトレーニングをしていくうちに、ほとんどの不安が薄れていく。
これはボイトレや歌うことを始めとして、習い事、資格試験合格など、同じなんじゃないかなあと感じています。
▼手続き的記憶のお話
▼ボイトレ伸び悩み救済計画
これはパフォーマンス全般に対してもいえる事だと判断して、リンクを貼ります。
影響を与え合うこと
先にも書きましたが、パフォーマンスは時間がかかっても上がってゆきます。そういうものだと思います。ただし、前回書いたように気持ちの面とも関わってくることなのです。
よく、
と言う人もいるかもしれません。
そんなあなたにはこんな言葉を・・・。
▼努力は裏切るけれど、必ず報われます!♪(本田望結ちゃん)
▼練習は裏切らない
また、パフォーマンスに対して100%の出来を望む人がいます。パフォーマンスのレベルにもよるかもしれませんが、何も完璧でなくでもよいのではないでしょうか?どうしても客観的な相対評価を得たいのであれば、70%を目標にしてみるなど、ご自身で決めておくことです。トレーニングに通われているあなたは、トレーナーと話し合った決めてもよいでしょう。
▼歌は不完全な方が上手い?!
ここで提案。
パフォーマンスはひとりで行なうものではなく、影響を与え合う仲間たちと行なうものと解釈するとどうでしょう?音楽でのユニットやバンド活動が当てはまります。
これには、良い影響と悪い影響の2種類があります。
良い影響
知っている人が知らない人に教え合う、伝える関係性です。知識や情報量のある人が組み合わせ(バラす→並べる、固める)をして教えます。
お互いをリスペクトし合える。
そこには、年齢や肩書、立場、国籍の壁などはないと判断します。その道の専門家が知らない人に対して教えてあげることは、教育の分野でも行なわれていることですよね。学校教育の分野でもアクティブ・ラーニング、日本語教育ではピア・ラーニングとして、協働で仕上げることを重要視しています。
▼アクティブ・ラーニングやピア・ラーニング
良くない影響
お互いに足を引っ張り合う。
自分が偉いんだ!と思い込んでいる人が主導権を握りたがる。
思い込みからくる間違った情報に支配されやすい。
こういった人は、「教える=教えた人から学んでいる」ことをご存知ないのかもしれませんね。
自己(セルフ)プロデュースが出来るということ
以前、2回に分けて自己プロデュース、セルフプロデュースのことを書きましたが、これらが出来るということは、
教え合う環境が整っているか?
を常に考えていかないとなりません。
誤解しないでいただきたいのは、物理的な環境のことを言っているのではありません。前回の「ハ―スバーグの動機づけ(衛生理論)」を思い出してください。
▼自己プロデュース その他の記事
▼バラす・並べる・固めるについて
3ステップを使ってアプローチが出来るか
3ステップで上の図のように流れていきます。この流れはスパイラル(らせん状)になっていると考えてください。
- 情報のインプット→つくる(作る・創る)→表現としてのアウトプット
- 情報のインプット→つくる(作る・創る)→教えるためのアウトプット
☑ 情報のインプット
習い事に通ったり、セミナーに参加したり、ググったり、有益な必要な情報を入れることを指します。
☑ 作る
ここで、バラす→並べる→固めるのプロセスをとおります。このプロセスをとおして、創作活動や制作、製作活動が成されるわけです。
☑ 表現としてのアウトプット
表現者全般をさします。音楽でいうところのボーカル、プレイヤーです。役者やダンサーなども入ってきます。僕は、営業マンお店の店員さんなどもここに入ると考えています。
☑ 教えるためのアウトプット
学校の先生、講師、コンサルタント、トレーナーなどが学ぶスキルです。僕が推奨しているスキルで、これからも皆さんとシェアしたい内容です。
▼言語化することの難しさ
▼音楽講師業の奨め
3回に分けて書いてきた「パフォーマンス」のコラム記事、いかがだったでしょうか?パフォーマンスの詳しいことは他のサイトにもあります。また、フィードバックを頂ければ、教室側も良い勉強になります。
パフォーマンス力アップの大切なリソースは、やはり声力!
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