ワンバイブスのコースの中に、月額制音楽業界パノラマパック(以下、制作コース)というコースがあります。
年間を通して、音楽専門学校で習う金額の1/3以下のレッスン代で学べるコースです。
音楽制作に必要な基本を3か月単位で回してゆき、オリジナル曲を作るコースです。作詞、音楽理論(コード理論)、作曲、レコーディング、著作権などをレッスンで学んでいきます。
今回、アドバンスコースからこの制作コースにチェンジして約4ヶ月でオリジナル曲を仕上げてしまった生徒さんレポートです。オリジナル曲の制作は初めての生徒さんです。
何故初めての生徒さんが、約4ヶ月で1曲仕上がってしまったのでしょう?相談しながら道筋をつければ、1曲仕上がってしまうのです。
もちろん生徒さん自身の努力も必要です。
今回は
全く初めての人でも4ヶ月で作詞、作曲、レコーディングができた!
このレポートをお届けします。
生徒さんのオリジナル曲をレコーディング♪
最近では、レコーディングの環境も個人レベルでできるようになっていますね。ワンバイブスでは、生徒さんのレコーディングのディレクションを結構行なっていました。
▼過去の生徒さんレコーディングの記事
今回は、オリジナル曲ができるまでのことから、レコーディングまでの流れをお伝えします。
80年代のアメリカンロックを意識したオリジナル曲
この曲ができた背景をお伝えしましょう。
4月 レッスンで対位法とクリシェ(音楽理論)の話をしたところ、興味を示してくれました。
5月中旬 月に1回、コード理論のレッスンにするために、アドバンスコースから制作コースにコース変更(ワンバイブスでは、ご相談によりコース変更ができます)。「3コードを鳴らして耳のチェック」というレッスンメニューをやっていました。
6月 コード進行のことを話しながら8小節くらいできたコード進行に
と指示したら、
そのあと、二人は顔を見合わせてニッコリ(^o^)♪
今、神様が降りてきた!!!そんな瞬間でした。
7月中旬 メロが完成。曲先の中のコード先の作り方でした。並行していた詞は7月下旬には8割型仕上がっていました。
ここで、生徒さんのオリジナル曲の詞、一部分を載せておきましょう。「英語の詞」です。
Chaff & Lemonade
作詞:えきとぅ
作曲:えきとぅ、きのっぴぃ
編曲:タカタカシThe train have crossed the river of sunny Maryland.
列車は もう 晴れたメリーランドの川を越えたSuddenly a man drops his bottle of fresh lemonade.
突然ある男が レモネードのボトルを落とすThe sound of flick shook me.
落ちた音が 僕の心を締め付けるIt is a dusk of June.
6月の夕暮れのときThe train goes, goes into a tunnel.
列車はトンネルに入るSilently I remember trifling things I left.
僕は 無言で 忘れていたちょっとしたことを 思い出すSlices of lemon on a blue grass.
青いグラスの上に置いたレモンをIt was a dusk of May.
5月の夕暮れだった(以下、Bメロへと続く)
【写真掲載、氏名表示許諾済み】
いかがでしょう?
ワンバイブスでは、英語の曲も作詞作曲できるんです。この詞は、生徒さん自らが作ったんです。頑張り次第で可能性は無限に広がりますね。
8月 詞の修正は、ほとんどありませんでした。その代わり、脚韻のこと、前置詞部分のリダクション処理をどうするか、どうメロディで音をハメていくか?符割りをどう変えていくか?に絞りました。
9月 仮歌録り。この生徒さんはワンバイブスのカラオケライブにも出演予定だったので、大変だったことでしょう。
10月 レコーディング(at Sound Studio U-Be Bst)
レコーディングが初めての生徒さんに対しては、できることとできないことを明確に分ける。これが僕の役割でした。
▼ディレクターができること
- メインメロは3テイクで終わらせると決めておいたこと。(何故かほとんど一番初めのテイクが一番良い出来になるんですけどw)
- 初めての経験だからと、こちらが至れり尽くせりでしてあげるのではなく、スキャフォールディングの姿勢で臨む。その雰囲気を作り出す方が大事。
- そのため、現場で出てくるアイディアを腐らせないようにする。
▼エンジニアができること
- 人が生でやってできることと、PC任せでできること、使うDAWソフトの特性等、一番把握しているので適当な指示(適して当たっているという意味)を与える。
【スキャフォールディング】
足場掛け、足場づくりとも。生徒さんの学びを促すために行う支援のこと。生徒さんに応じて優しくしたり、レベルを高くしたりして追加や修正を施す教え方伝え方、それら一連の行為のことです。
ポイントは出来ないところを支援するということです。
工事現場の「アノ足場(笑)」を思い出してもらえるとわかりやすいでしょう。
▼初めての生徒さんでも意識してほしいこと
- 初めてでも、限られた時間の中で挑戦する姿勢を忘れないようにしましょう。
- 用意できる詞、譜面、注意事項は、ミュージシャン、エンジニアやディレクターは共有しておきましょう。(必要ならレコーディング前のレッスンで確認)
- 1回のレコーディングでは全て分からないのは当然です。何回かやってみてレコーディングの土俵に上がれるんだという気持ちでいてください。
生徒さんのえきとぅ、エンジニアのタカ先生、本当にお疲れさまでした。現時点(2018年10月13日現在)でミックス作業中です。本人から許諾を得ていますので、「ちょっと立ち聴きページ・・・」でご紹介出来ます。
ボイストレーニング教室で 英語の曲を作詞作曲レコーディングできる♪
どんなに*作品が素晴らしくても、打ち合わせがイマイチだったり、ディレクションが最悪だと作業が進まないどころか*商品にすらならないのです。今回は、はじめの打ち合わせの段階で商品にはしないことを確認しています。
*ここでいう作品、商品とは…特に商品が販売を目的とした一連の音源、音源を詰め込んだパッケージという意味にします。
ワンバイブスの制作コースは、全く新しいアプローチなんて試みていません!
過去に音楽を築き上げた先人偉人たちのアプローチを組み合わせしながら、独自のアプローチによる楽曲制作を試行錯誤しているのです。
それが、本番で化学反応が起きる理由なのです。この化学反応が起こっている限り、全く作詞も作曲も初めての人でも、オリジナル曲はできる!
そう確信しています。
オリジナル曲を作りたい、作ってみたい皆さん、
経験が不安を解消します。未経験は恐れを増幅させます。
確かに大変なこともありますが、やりがいは1.5倍、帰ってくる価値あることは3倍です。
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