この10月(2019年)は、本当に水害の多い月でした。この度の豪雨によって被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。
豪雨と晴れといった両極端な天候の中、阿佐谷JAZZストリート2019が無事に終わりました。
今年、このイベントに関わらせていただくのは2回目です。今年は、担当している会場でどのようなドラマが繰り広げられたのでしょうか?
どうぞ写真と一緒にご覧ください。
ジャズストリートにワンバイブスとして貢献できること
スタッフとしてお手伝いさせていただく2年目。今年はタブロイド判プログラムに広告を掲載させていただきました。
▼ジャズストリートの楽しみ方については下の記事を参照
前日からリスクを想定しながらの準備
担当したのは、去年と同じ阿佐ヶ谷教会(有料パブリック会場)でした。ここは有料パブリック会場となっており、1日目が中山育子with野力奏一トリオ、そして2日目がニュー・スパニッシュ・デュオunoでした。
1日目は大雨という予報。そうは言ってもお客様には出来るだけ会場に足を運んで頂きたいため、誘導のポスター案内板を設置しなければなりません。そこで・・・
前日から貼ってしまおう!という選択をとりました。どうせ雨だから貼らなくてもよいという考えはありませんでしたね。それで、主だった場所に案内板を設置したんです。
上の写真は、阿佐ヶ谷教会の礼拝堂をステージにして仕込みが行なわれている最中です。礼拝堂をステージにするなんて凄くないですか??
このような空間の中で気になってくるのが、音響ですよね。上の写真は客席の裏にPAシステムを設置している様子です。
前日、他の会場も覗いてみました。駅前南口噴水前特設ステージに寄ってみたのです。ステージは組まれていましたが、この時点で小雨がポツポツと降ってきそうですなぁ。
土砂降りとなった1日目 果たしてお客様の数は・・・?
1日目は朝から雨でした。杉並区内ではお昼過ぎから雨脚が強くなってきました。それでも楽しみにしていたお客様は、リハ最中からも入場してきます。とはいってもこの大雨の中、追い返すわけにはいきません。
まず入って頂いて、開場になるまでロビーで待って頂くというやり方をとりました。
開場時間の14:30過ぎには土砂降りでした。このような悪天候の中、雨合羽を着て駆けつけてくれる方、土砂降りなのに自転車を使って観に来られる方などいらっしゃいましたね。
殆どずぶ濡れ状態のお客様に、タオルを使って鞄を拭いたり、細やかな気くばりも忘れていないスタッフがいました。あるスタッフが手がいっぱいになると、別のスタッフがフォローに入るなど、見事なまでの連携プレーでした。
気になるお客様の入りは、15:00からのファーストステージ、16:30からのセカンドステージ共に
残席僅か!
やはり日頃からのファンの方、この日を楽しみにして来られた方なども多かったと聞いています。
礼拝堂に入れる店員数が250名(実際にはもっと入れるんですが、PA卓のスペースをとったり、最前列をステージのスペースにしましたので、この数です)。
正直、昨年の方が人数が多かったようです。しかし、ある意味このような悪天候で危険な状況にも関わらず、楽しんでいただいたお客様には、本当にありがとうございましたと感謝の言葉しかありません。次の会場へも気をつけて移動してください。という気持ちで一杯でした。
2日目は晴れ!みんなの工夫が力となって発揮された
2日目は朝から晴れました!バンザーイ!
ところが、問題が・・・
1日目に貼っておいた案内板が雨風であおられ斜めになっていたり、取れそうになっていたり、そんな無残な状態でした。ポスターも雨に濡れて印刷インク(印刷インキ)が滲んでいる。
印刷インクって滲むの??
それに関して書いていると今回の意図と異なってきますので「条件によっては滲む」としておきましょう。
そこで、雨に濡れたポスターを剝がして貼り替える作業をスタッフで行ないました。ところがポスターの数やアーティストの案内用チラシが足りなかったり、会場への矢印の向きが一枚足りなかった状況だったのです。
しかし、そこはスタッフの工夫と融通で切り抜けました。女性ならではの発想の豊かさと細やかさ、男性の経験値からくる作業の仕方など、室長も随分と気づきを得られました。
上の写真は、女性スタッフの発案で彼女たちが作り上げた手作り案内版です。凄いでしょう♪
業務連絡。許諾はOさんから打ち上げの時に頂いたので、掲載しましたよ~~!(笑)
昨年はこうだったよね!今年も楽しいね!なんていう話をしながら、今年もチームワークばっちりのスタッフに恵まれて、大変な中でも楽しい時間でした。
上の写真は、ファーストステージが終わっても移動せず、セカンドステージも観るお客様です。入替制ではありますが、両方のステージで演るセットは、違う曲で準備されているので、ファンの方にとっては2倍楽しめるといった内容です。リピーターも沢山たくさん押しかけて、2日目の2ステージでのお客様の入りは・・・
残席僅か! (^_-)-☆
まとめ イベントそのものにリハはない
今回も良い気づき、工夫、勉強、経験をさせていただきました。イベントにはリハーサルがありません。イベントの中で催されるプログラム(ライブや演劇、トークショー、展示会などの文化イベント)でのリハーサルは存在しますよね。しかし、イベントそのものについてのリハーサルはあるでしょうか?
ない!
ですよね。天候や地震等の自然現象が絡んでくるリハなんてないじゃないですか。訓練はあったとしても、訓練とリハとは違いますからね。そんな中で完璧なものはできません。できないながらも近づけてゆく工夫と努力。口先だけの評論家ではなく、提案したことは即実行してみる瞬発力。そしてそれを許してくれる環境。各自の責任分担、イベントの4大管理など。
そんな中で、動いていた実行委員会の方々、ボランティアスタッフの皆さんには脱帽です。また、こんな両極端な天候の中でも足を運んで頂いたお客様に感謝です。
ご来場のお客様、今回も素敵なパフォーマンスを披露してくださった中山育子with野力奏一トリオ、そしてニュー・スパニッシュ・デュオuno、実行委員の皆様、ボランティアスタッフの方々、阿佐ヶ谷の街、そして阿佐谷JAZZストリートにお疲れさまでした。そしてありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
【阿佐谷JAZZストリート2020の予告】
10.23(Fri.)/24日(Sat.) 開催予定!