先日8月6日(土)(2016年)、西新宿にある日本語学校、日本東京国際学院で日本語教師、スタッフの皆さまに向けてボイストレーニングを行ってきました。
日本東京国際学院
〒160-0023
東京都新宿区西新宿8-11-10 星野ビル
電話番号 : 03-3363-2171
FAX番号 : 03-3363-2175
私にとっては、久しぶりの団体、グループレッスンなのでワクワクでした。今回はその模様をお届けいたします。
ボイトレがカバーする分野は広い♪
ボイトレがカバーする分野は広いと考えています。
ただ歌うボイトレだけではなく、話すボイトレ、読むためのボイトレ、吃音など治すためのボイトレがあります。
対象としては、ボーカリスト、声優、アナウンサー、俳優(役者)だけでなく、教師や営業職など、声を使って相手に伝えていく仕事をしている方にとっては必要なトレーニングなのです。
ただ、どんな習い事もそうでしょうが、必要と感じないとやろうという気持ちが起きないでしょう。日本人の声に対する意識をどう変えるか?
ボイストレーナーの方なら常に考えていることでしょう。
そんな折、やりませんか?というお話をいただいたのです。
目的は、学校の研修ということでした。
何かテーマを設けてほしいと言われたため、
日本語教師としてこれだけは体感しておきたいボイトレメニュー
としました。
教師のパフォーマンス ボイトレ体験
今回のお話は、校長先生である泉 均先生からいただきました。
メインテーマは、泉先生(以下、先生といたします)に決めていただきました。
教師のパフォーマンス ボイトレ体験
先生は、一般社団法人言語デザイン研究所を主宰。
日本語教師の登竜門でもある日本語教育能力検定試験の試験対策講座を行っています。
検定ナビゲーターとして20年以上の実績のある先生です。私も2013年、試験対策講座で大変お世話になり、何とか合格できたのです。
▼言語デザイン研究所のサイトはこちら
一般社団法人 言語デザイン研究所▼日本語教育能力検定試験の試験対策情報
検定WEBレポート
▼こちらの記事も参考にしてください。
前半と後半の二部構成
前半は、まず、ボイストレーニングとは何?から入っていきました。
次に、ストレッチ、舌の運動・・・。
さらに胸式呼吸と腹式呼吸、スタッカート、ロングブレスへと進めていきました。
受講者の皆さまにとっては、立ったり座ったりと、忙しかったかもしれません。
後半は、円になっていただき、ゲームを取り入れながらのボイトレレッスン。
相手に届く声、相手から届けられた声を考えてみるなど、条件を足していきながらのメニュー。あっという間の2時間でした。
グループレッスン
この記事を書きながら、初めて行なったレッスンのことを思い出しています。
一番初めに行ったレッスン。それは、歌のレッスンではなく、劇団に所属している舞台俳優の卵の方達へ行ったグループレッスンだったのです。
「へぇ!」による気づき
私の場合、長年レッスンを続けていると、慣れてしまい、どうしても説明を簡略化してしまう傾向があります。
今回も、
「ここをマッサージするとせきが出にくくなります」
など普段マンツーマンレッスンでやっているようにサラッと伝えたら
「へぇ・・・!」
受講者の皆さまからの一言にハッとしました。
これ、新鮮な情報だったんですねー。
この「へぇ!」が私の中で発見に変わっていったのです。
数多くいただいた「へぇ!」は応援だと感じました。
そのうち幾つかは、キレイにユニゾン♪
皆さまの協力で良い雰囲気をつくっていただきました。
その人の言葉の中にヒントがある!
レッスンが終わってから、先生と反省会という名前の飲み(笑)
いろんなお話をしましたが、そこで有り難いアドバイスをいただきました。
その人の言葉の中にヒントがある。その中から背中を押してあげなさい。踏み切れるかどうかは本人が決めることです。
その人の言葉は、その人の心の窓。
それを否定したら・・・、アクセスできない。引くと、人は踏ん張る!背中を押してあげたら一歩踏み出す。
その一歩は自分の一歩でもある。
トレーナー側は答えを知っているし、課題解決のための道筋も示せます。ただ最短距離で伝えようとして、気配りを忘れていなかったか?
背中を押してあげるつもりが、否定をしていなかったか?言葉のやり取りは本当に難しいです。
グループレッスンであろうがマンツーマンレッスンであろうが、根っこに横たわっている大切なこと。この時も気づきを得られ、とてもありがたく感じました。
参加された皆さま、暑い中、他の予定のある中、レッスンを受けていただき、ありがとうございました。
そして泉先生、ありがとうございました。