先日、リハビリという名のオープンマイク、セッションで歌ったりハーモニカを吹いたりしました。
今回は自分自身のことも踏まえてパフォーマンスのことについて書いていきます。
歌と演奏と手続き的記憶♪
皆さんは、手続き的記憶とは何かご存知でしょうか?
長期記憶の中のひとつで、言葉にすることが難しいといわれています。何をどのようにするかについての集合体でそれとなくわかるように示します。
この記憶は、技能、条件付け、反復練習による慣れ、プライミングが関わってきます。
つまり、歌を歌うことや楽器を演奏すること、平泳ぎの泳ぎ方、自転車の乗り方などは、手続き的記憶になるのです。
余談ですが、スギの写真を見て花粉症のことを思い出した方、
これはエピソード記憶というものです。個人的な体験を元にした長期記憶の中のひとつです。手続き的な記憶とは異なりますので注意してください。
トレーナー、講師、学校の先生はこのエピソード記憶を言語化して伝えているワケです。
このエピソード記憶を言語化することの大切さは、今後ますます重要になってくるでしょう。
ワンバイブスライブでお世話になった場所
さて、ここのところ教室運営のことばかりに意識がいき、人前で音楽をプレイする、ライブを行うということは、すっかりご無沙汰となってしまいました。
これでも若いころは、1週間に2本くらいのペースで行っていたこともあるんです。バブルの時代だったなあ。
リハビリということを持ち出したのは、昨年大病を患って入退院をしてからです。
少しずつ歌う勘、ハーモニカ演奏の勘を取り戻したい。そんな気持ちから、ライブというセットリストに沿って歌う演奏する構成ではなく、セッション、オープンマイクのような場所で少しずつ取り戻していきたい。
そんな気持ちが湧いてきました。
幸いにも昨年末から、友人、知り合いのミュージシャン仲間より嬉しいお誘いをいただきました。
今年に入ってからも、「ライブ観に来て!そのあとセッションしましょう」
と声をかけていただきました。
それで2月5日・日曜日(2017年)、新宿御苑前PAPERA(パペラ)に久しぶりに足を運ぶことになったんです。
ここは、2013年、2015年とワンバイブスライブをさせていただいた場所でした。また個人的には2013年の1月に出演したこともありました。
さらに、久しぶりにお世話になっている友人と再会。一時帰国の忙しい時間を割いてくれたので有難かったです。懐かしい、嬉しい、そして楽しい!充実な時間を過ごせました。
入りどころ、抜きドコロ、勘dokoro
第一部のライブ、それはそれは素晴らしかったです。
で、第二部のセッションでハーモニカを吹いたり、歌ったりしたときに感じたことです。
やはり少し、鈍くなっている。
もちろん手続き的記憶で得られた勘どころはあるにはあるんですが、それでも鈍い。
車の運転で例えると、
あ、危ないっ
と感じてブレーキを踏もうとするけれど、瞬発力がなくて遅いっ!
そんな感じです。
ソロの部分で入るのか?音を抜くのか?ケツ(コーダ=最終楽章部分)にバシッとキメていくのか?
若い時には、もっとハッキリ出来ていたと思います。
こういうのでやってはいけないことは、
お・み・あ・い
入るの?入んないの?どーするの?とプレイヤー同士で探りを入れる。すると、演奏の流れが止まってしまいます。
やっていないと、手続き的記憶もさびていきます。
枯れた味わいのある「寂びる」んだったらいいんだけど・・・。
まだまだリハビリは続くかなあ?取り敢えずリハビリは終了させて、本番の勘を取り戻そうかな?
あれっ?教室運営どーするの?(笑)
ライブに誘っていただいた、祥子さん、そして門脇さん、セッションでバックを担当していただいた梅津さんはじめ様々なミュージシャンの皆さん、一時帰国したヤジさん。
釈迦さん、懐かしかったです。
皆さま、ありがとうございました。