久しぶりの
制作関係の記事です。
過去には、今日から出来る簡単ボーカルレコーディングというシリーズ記事がありました。これらの記事は結構人気があり、お問い合わせがきたくらいです。(このシリーズ記事はあざみ野教室のてつろう先生に担当いただいております。)
さぁ、今回はどんな内容になるんでしょうか?御開帳~~(^^♪
前回まではスマートフォンや、コンポ等を使ってどうやってレコーディングしていくかを説明しました。
▼前回までの復習はこちらからどうぞ
「制作活動の現場から」記事一覧
今回は機材やアプリの紹介ではなく、実際に曲を作っていく時の注意点をいくつかお話したいと思います。
作曲を始めた人の多くがはまっている落とし穴♪
1、記録を残さない
今までの記事にレコーディングを実際に行う方法が多かった1番の理由は、
作曲を始めたばかりの頃って、大丈夫だろうと思って頭の中で覚えておこうとしてしまいます。
時間を作っていざ録音してみようと思ったら、結局どんなメロディーだったか忘れてしまうからです。
私もよく言ってたんですが、
「覚えておけないメロディーっていうのは、良いメロディーじゃないから忘れたんだ」
作曲を教えてる生徒さんが、曲を作って来れなかった理由で多いのもこれだったりします。
そんな事はないんです。
こういった記事を読まれる方は、勉強熱心な方も多いと思います。
音楽に関しても、先生や音楽仲間にすすめられた曲を色々聞いてみたりしてるんじゃないかなと。
新しくインプットされた曲は、自分の深い部分にまで浸透していません。
ですが、最近いいなと思った曲のニュアンスや、メロディーの起伏などはうっすらと頭に残っていたりします。
私はこう考えていまして、
「すぐ忘れてしまうメロディーは、今までの自分からはなかなか出てこなかったメロディーラインなんだ」と、
実際のメロディーが良いか悪いかなんて、その場でばっちり分かったら誰も苦労しないんです…
自分から出てきたメロディーは、余す事なく記録しておいてください。
これ実は、勉強とか暗記したいものなんかにも非常に効果的です。
頭いいなって言われる人って、実は結構自分の記憶力を信用してなくて、
何かしらの形で、記録してたりします。
そしてそれをチェックしている時間をとっているっていうパターンがすごく多いです。
私自身も、人の名前覚えたりするのが得意で、バンドをやっている時に1度来てくれて名前を聞いたお客さんは絶対に顔と名前忘れませんでした。
何故かというと、その日ライブに来てくれたお客さんの特徴と、場所をライブをやる毎にスケジュール帳に記入していたから。
とまぁ少し話しがそれましたが、浮かんだメロディーは必ず記録しておいてください。
ストックされた曲達は、その人の財産になっていきます。
2、1曲にこだわりすぎてしまう
これも作り始めのころにつまづくポイントです。
先ほど、作った曲は財産になっていくとお伝えしましたが、大切にしすぎてしまうんです。
音楽は、絶対これがいいっていう正解はなかったりします。
こだわって作る事は大事な事です。
ですが、その熱量も強すぎると、やっと出来たっていう感動も相まってずっとその曲と向き合って、何がいいのか自分でゴールを決められなくなってしまう事が多々あります。
こだわって1曲に時間をかけて作る時が必要な事も勿論あります。
ですが、最初はとにかく質より量!!
ライブで演奏する、ネットで配信する、
各々が何の為に曲を作るかに合わせて色んなバリエーションを作る事が大切です。
作曲は総合的な音楽感を高める!!
作曲する事は、メロディーと和音、リズムを連動させてイメージする練習にもなります。
和音感やリズム感を養う事にも繋がります。
歌や楽器を演奏する方でも、自分は作曲家は目指していないと言う方は沢山いると思います。
皆が作曲家を目指さなくていいんです。
自分の音楽感の飛躍的なレベルアップの為にも、楽曲を創作する事に興味をもってくれれば嬉しい限りです。