曲を作り始める さらに作りやすくする方法

utabon 制作活動の現場から

前回は曲を作り始める時にどのように作っていくのか、いくつかのポイントを紹介していきました。

曲を作り始める その時のポイント
前回は作曲を始める上での注意点をお伝えしました。今回は、曲を作り始める時にどのように作っていくのか、いくつかのポイントを紹介していこうと思います。画像にある走り書きされた乱雑なメモは、ポイントが浮かんだら即座に書き込んでいったものです。いきなり全てをしっかりまとめなくてもいいんだなっていう心の支えに...

 

今回は、もう少し細かく音楽理論も取り入れて、スムーズに作っていくやり方を紹介します。

前回の方法で色々と制限をつけて作り始められた人も、あまりスムーズにいかなかった人もいるかと思います。
どちらの方も、さらに作りやすくなる方法を紹介していきたいと思います。

 

コードの構成音から作り始める♪

基本的に昨今の音楽はコード(和音)音楽です。
いわゆるピアノやギターだったりがそれを奏でているわけです。
コードっていうのは、3音以上の音が含まれています。
(2音以上と言う人もいます。)

と、言う事はコードに内包されている音を使えば音は外れようがないわけです。

 

まず1小節目の1拍目をコードの構成音で始めてみましょう。

コードの構成音がわからないと言う方もいると思いますが、ネットで【コード 構成音】で検索すれば色んなサイトが出てくるので、一覧で見やすいサイトを探してみてください。

 

Cメジャーkeyで作り始める

前回紹介した方法で先にコードを決めるという項目がありましたが、その時に例えばF♯Keyなんかで作り始めた日には、どのコードにも♯がついてしまって、構成音を調べるだけで一苦労です。

そうならない為に、ひとまずCメジャーkeyで作り始めましょう。
何が違うのかと言うと、Cメジャーkeyは、ピアノの白鍵しか使いません
♯も♭もつかないんですね。

 

作曲とは言えないかもしれないんですが、Cメジャーkeyのコードが鳴ってる所でポロポロとピアノを弾いてもなんとなくメロディーになってしまったりします。
とは言うものの、やっぱりしっかり歌いながら作っていった方が、しっかり歌として成り立つメロディーになります。

そこで、

本気で歌う

これは何故かと言うと、慣れないうちから鼻歌だったり裏声で歌うと、Aメロとサビで音程にかなり幅が出来てしまう事が多いんです。
自分も作り始めの頃、女性のボーカルに提供する時によく2オクターブ以上の幅がある曲を作ってしまっていました。

さらに、音程以外にもフレーズを詰め込みすぎで、全くブレスポイントが無かったりする曲が出来上がったりします。

歌う人が複数いるグループだったり、コーラスの人がいたりする場合はいいんですが、
大抵レコーディングの時になって、歌えないみたいな状況になる事も実際によくあったりします。

詞先で曲を作る人もその傾向があるなという印象です。

と言う事で、まずCメジャーkeyでコードをつけて、その構成音を使って本気で歌う。
これを試してみてください。

Cメジャーkeyの曲の探し方

1)歌本を使う

前回も軽くふれましたが、どの曲がCのキーか分からないって方がほとんどだと思うので、私が良くやっていた方法を紹介します。
オールヒット100みたいな、歌詞とコードが載ってる本を用意して、Cメジャーkeyの曲をひたすらドッグイヤーしていきます。

付箋とかでもいいです。
最初のト音記号の横に♯も♭もついていない曲です。

 

2)コード検索サイトを使う

ネットで【曲名 コード】と検索するとその曲のコード進行がのっているサイトが出てきます。
大抵のサイトがコードの移調が出来るようになっています。
カラオケの+と-みたいな機能です。
それを使ってコードに♯も♭もついて無いkeyになる所がCメジャーkeyです。

この方法の気を付けるところは、途中で部分転調がある曲などは、Cメジャーkeyでも♯や♭がついてしまう事です。

とりあえず1冊持っておいて損はないので、オススメは1)の方法で始めてみていただければと思います。

まとめ♪

前回の方法と併用してまずは少しずつでも作り始めてみてください。
楽器も作曲も、ひとまずは練習からというイメージを持って、習慣化していってください。

コードの構成音から作り始める。まずはCメジャーkeyから。

☑【前回のダイジェスト】曲を作り始めるときに制限をもたせること

✔テンポを決める
✔コードを決める
✔歌い手を決める
✔歌詞を決める
✔「あ、浮かびそう…」っていう感覚になったら、制限を増やさず自由に書いてみる。

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