先月末から今月初旬(2017年現在)で、ほぼ新卒の就職活動が終わりました。
第一志望の企業から内定を頂けた方
第二志望群の企業に進もう!そう決めた方
そうでなかった方もお疲れ様でした。
阿佐ヶ谷教室では、伝える声力アップコースというコースがあります。就職活動の学生さんにも使って頂いているのがこのコースです。
そう、就活のためのボイトレです!
▼こちらを参考に
今年も様々な人間模様が教室内で繰り広げられました。
今回は、ここ数年の所感と来年へのアプローチを書いていきます。
来年就職を控えている学生さんは、是非目を通してください。そうでない方も読み進めていってくださいね。
声で考えを伝えるということは・・・♪
このサイトでもレッスンでもいろんな所でお伝えしていることですが、声で伝えるということはアウトプットだけだと勘違いしている人が大勢います。
多分ね、10人中7人くらいの人がそう感じているんではないでしょうか?
アウトプットのためのインプットのことなんて、あまり意識している人はいないように感じます。
アウトプットのためのインプットとは、アウトプットしやすくするために、相手に伝えやすくするために頭の中でまとめることをいいます。
就職活動というと、まず思い出されるのがES(エントリーシート)です。
あなたの軸がブレないように、しっかりとES(以下、ESとします)に書かないとなりません。しかし、ESを書く前に、やっておかないとならないことがあるのを知っていましたか?
一度ESで書いたことを変えたくない!
ちゃぶ台返しではありませんが、ESは、一度書いたらそれで終わりではありません。
とにかく指にはペンダコが出来る位に紙に書くこと。
または、WordやExcelで打ち込んだ資料を何回も直し何枚も何枚もプリントアウトをすることです。
ワンバイブスだけの傾向かもしれませんが、就活資料の枚数が多ければ多い人ほど、第一志望に受かる確率が高いんです。
1社につき最低3回は書き換えていちばん良いものを提出してください。
来年就活の方。この時点で、
と思われた方は、相当努力しないと第一志望は、まず無理でしょう。
それに
ワンバイブスでは、ESの書き方をやっていません!
書き方は各大学で行う就活セミナーやESの本を参考にしてまとめてください。
大切なのはその前後です。
ESをきれいにまとめあげることではなく、自分自身との対話をしながらまとめあげ、そこからのアウトプットをどう行なっていくのかの方が大切なのです。
ESを書く前に忘れてはならないこと
それは、あなたの価値観との対話です。
まず、あなた自身の価値観が何なのかを決めていかないとESも企業訪問もないからです。
ビリーフ(信念、価値観)を決めてきたものはいろいろあるでしょう。親の考え方だったり、世間一般のことなどです。
それで、あなた自身はどの価値観を大切に感じているか?大事にしているか?を自己分析してみましょう。
それがまず始めにやらなければならないことです。
逆に、これを柱としてバシッと決めておかないとESを何度も書くどころか、企業によって自分の出し方を変えまくり、ブレた状態が続きます。そうすると、最終的には疲れてしまうことにもなりかねません。
もちろん、適性検査もやっていると思います。それよりももっと深いところにある、自分の根っこに対しての気持ちについて言っているのです。
価値観はみんなそれぞれ違う
ここで注意すること。価値観は相手にすり合わせるものではありません!!!
昔、こんな質問をしてきた学生さんが何人もいました。
あなた自身が、物事をきめてゆく幹になるものが価値観です。入りたい企業と違った価値観であっても、内定はもらえます。
むしろ同じ価値観ばかりの人が集まるといささか危険な場合もあります。おっと・・・。
あなたが今、大切にしている価値観は何なのかを知ることで、自分の長所と短所も見えてきます。
本当に対話をすればするほど、アウトプットしやすくなるので地道に作業をやっていってほしいと願っています。
とにかく、自分自身と対話をして掘り下げていってください。例えば、
働き甲斐のある職場です。という文言を目にした時、働きやすさといったことを考えてみます。
でもそれだと深掘りできていませんし、具体性にも欠けます。
働きやすさが、初任給の高さやボーナスの良さと考える人がいるかもしれません。この場合の価値観はお金です。
また、働きやすさとは、人間関係に煩わされることがなく、目の前の仕事に没頭できるとイメージする人もいるかもしれません。この場合の価値観は研究、探求心です。
さらに働きやすさとは、産休でお休みした後の復帰がしやすい職場。こう考える女性の方もいるかも知れませんね。この場合の価値観は女性に優しいということで、共感、安心でしょうか。
モチベーションの解釈
さて、ここでモチベーション(動機づけ)について考えてみましょう。
人間の脳は変化を嫌います。これまでやれていたことでいいや。
といった現状のままでいいといった考え方ですね。
面倒くさがりです。
何だかんだと理屈をつけてきます。
変わろうと思っても変われないわけです。
やりたくないから言い訳が出てしまうのです。このことは、アドラー心理学でも取り上げていることです。
2014年~15年に流行ったこの本を参考にしてみてください。
そんな時、やる気が出なくても、とにかく手を動かしてください。動いてください。
はい。僕もそうです(笑)。自分への鼓舞として・・・。
モチベーションが上がらないのは先生のせいだ!
モチベーションが上がらないのを人のせいにする人がいます。
と思っています。
あ、どこかの議員ではありませんので💦www
【モチベーション】
動機づけ、自発性であって、やる気ではないはずです。
僕はモチベーションは、
自分で何とかするもの、上がる状態を作っていくもの
であって、
人の力を借りて上がったり、人からのひと言で下がるものではない
という考え方に大賛成です。
それで、続けられない原因は、やる気ではなく、やった後にすぐ望ましい結果にならないからでしょう。
そうすると、
といった言い方は変だ、ということが分かります。
やった後に望ましい結果が出ない
👇
やる気がなくなる
👇
続けられない
この悪循環に陥らないようにしましょう。
内定を貰えてもモチベーションが
行動の方向性を定める要因と行動の程度を定める要因に分類できる【ウィキペディアより引用】のがモチベーションの要因です。
内定を貰えても方向性が定まらない、定まりにくい人も毎年大勢います。
一端、落とされると、何社受けても内定を貰えないんじゃないかといった不安感、よくわかります。
でも、そこで苦しいし不安だからといって、価値観を変えて二次面接に臨んでしまうと、結果はほぼ上手くいきません。
他には、受けた企業の中で、入りたい企業と受かればいいという企業と滑り止めの企業とのバランスです。
例えば、第二志望群のある企業で、内内定を貰っていた。または、内定を待ってもらっていた(ということも実際あり得ます)。当然入りたいのは、第一志望群の企業です。
また、内定貰えればとてもラッキー!といった企業から内定を貰えた。ところが同じ第一志望群の他の企業から内定を頂き、「よろしくお願いします」と返事をしてしまった。
こういった場合に起こりうることは、10人中10人とも、罪の意識、悪いなあという意識を感じながら、「先生どうしましょう?」と言って来るケースです。
- インターンシップの時にお世話になった
- 一度、適性で落とされたが、人事部長のお陰で再チャレンジできるようになった
など、毎年、いろんなストーリーが繰り広げられます。
どうするか?
レッスンをはじめとして、いろんなところで、こう話しています。
さらに
来年の活動はどうなる?
以上、これらのことが考えられ、まとめられ、そして何度も練習が出来てはじめて声で考えを伝えるというアウトプットに移行できるのです。
来年の就職活動を今月(7月)、8月から準備に取り掛かるワンバイブスの生徒さんがいます。
また、今年内定を貰えた学生さんが口をそろえて言うことば。それは、
結構切実ですよ!
過去4年、就活解禁スケジュールは、変化してきました。昨年今年は同じでした。何故経団連がスケジュールを変更するのかは判断できませんが。
ここ数年の就活スケジュールは次のとおりです。
卒業年 | 説明会開始時期 | 選考開始時期 |
2015年卒 | 3年生12月 | 4年生4月 |
2016年卒 | 3年生3月 | 4年生8月 |
2017年卒 | 3年生3月 | 4年生6月 |
2018年卒 | 3年生3月 | 4年生6月 |
*月は経団連の解禁時期
就職氷河期は過ぎた!売り手市場だからといって過信していると、とんでもないことになります。
解禁時期まで何もしなくてもいいやと、動き出しが遅れる人は、78.2%の割合で第一志望群から内定を貰っていません。
その代わり、
先んずれば、人を、、イヤ、会社を制す!転ばぬ先の杖です(笑)
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