最近では世の中の状況や宅録ブームも反映してか、
- カラオケ好きなあなた
- ミュージシャン
- ナレーター
- アナウンサー
- ユーチューバー
- ライブ配信をしている起業家
- オンライン講師
など、たくさんの人がマイクを持ちたい。マイ・マイクを探している。そんな人が多くなってきましたねえ。
ワンバイブスでも小学生の女の子が、自宅用のカラオケマイクを持ってきてレッスンしているほどです。何でもそのマイクを持っていた方が上手に歌えるとか・・・(笑)
▼自宅用カラオケマイク(Amazon サイトより)
自宅用カラオケマイクのあれこれ
もはやマイクは表現する人全てに必要なツール、アイテムと言っても過言ではありません。
マイク探しは声観つけ
今回は、マイクを買う前にどんな点に注意すればよいのか?ということにフォーカスを当てていきましょう。ただやみくもにスペックを比較しながらお気に入りのマイクを買っても良ことありません。そこにはきちんとした手順とやっておくべきひとつのことがあるのです。
それは、
マイク探しは声観つけ
ということです。どういうことなのでしょうか?
自分の声を「観つける」ということ
声を「観つける」と書いたのは、声を「観察する」という意味が含まれています。そうです。やっておくべきひとつのこととは
自分の声を「観察する」ということなのです。
意外にも、自分の声のことを知らずにマイクを購入しようとする人が多すぎるのです!!
あなたは自分の声を観察したことがありますか?
え?声の観察なんてないよ。
では、あなたはご自身の声は「好き」ですか?
大嫌い!自分の声なんてあまり聞きたくない。
日本人の約8割が「自分の声が嫌い」という調査結果が出ているようです。これは自己否定にもつながることなので大問題なのですが、8割の日本人が「声が嫌い=自己否定につながる」とは感じていないのです。
◆以下、引用
私が行った調査では、約80%の人が自分の声を嫌いだと回答しました。自分の声が好きだという人はわずか5%。あとの15%ほどは「よくわからない」という回答。
調査対象:16歳~75歳の男女1000名ほど(引用ここまで)
【引用】山﨑広子 著 NHKテキスト 人生を変える「声」の力 2017年NHK出版
自分の声をレコーディング(録音)して聴いたことのある人でも
自分の声、嫌い。
という答えの多いのにはビックリします。
本当に聴くことのできない自分の声
音楽や機材に詳しい人にとっては、録音した自分の声を聴くと違うと感じる。これは気導音と骨(伝)導音の差からくるものということはお分かりだと推察します。
あなたがあなた自身の声を聴こうと思っても録音機器(マイクやスピーカ)の特性に依存してしまうからです。そこから出てきた音は、空気中を伝わってダイレクトに聴いている音ではないからです。
自分の声をダイレクトに聴く場合、骨(伝)導音も感じてしまうのです。
▼気導音と骨(伝)導音のこと
自分の声をある程度知ってからマイクを買おう
さて、ご存じのようにマイクは安いものから高いものまでたくさんあります。用途もさまざま・・・。
僕みたいな「マイクおたく」は、高低インピーダンスや形の異なったもの、ダイナミック型やコンデンサ型などを何本も持っています。
でも、始めはまず長く使える1本を探してみる。その1本を使いこなしてみることもお勧めです。そのため、まず第一に自分自身の声を「観て」みることなのです。
1.自分自身の声を観察=可視化する
とにかくここからです。自分の声を聴くのが嫌なら観てみるのです。その際のマイクは内臓のモノで構いません。取り敢えず声の特徴を観ておきたいのですから。
例えば、iOSの場合はボイスメモ、タブレットやパソコンの場合は音声解析アプリをダウンロード、インストールしてみましょう。
お勧めは「wavesurfer」です。
▼音声解析アプリについての記事
2.用途を考えてみる
次に用途や使いみちを考えてみましょう。カラオケで使うのか?宅録するのか?音楽ライブ用なのか ?配信ライブ用なのか?講義用なのか?
ここではじめてマイクの機能やスペックに目がいくこととなります。
▼マイクの用途、指向特性、周波数特性、出力について
3.マイクのタイプを選ぶ
ピストル型かバレット型か?ダイナミック型かコンデンサ型か?
どの型を選ぶにしろ「2.用途を考えてみる」との絡みでいうと、スイッチ付き、ボリューム付きのものをお勧めします。一部のダイナミック型マイクですとスイッチがないものもありますが、僕はスイッチ付き、またはボリュームがスイッチと連動しているものをお勧めしています。
▼少しマニアックな内容(カートリッジについて)
▼宅録用で出回っているちょっと変わった形のマイク
好き嫌いの個人差はあります。
判断に困るのなら、トレーナーのアドバイスを
ワンバイブスでは、あなたの声に合いそうなマイクのチョイス、マイクノリの良い声の出し方のきっかけ等を体験レッスンでお伝えしています。
実際に音声波形ソフトであなたの声の波形を観察。声のクセや傾向を確かめ、目的、用途に応じてダイナミック型が良いのかコンデンサ型が良いのか?を探っていきます。さらに特性はどういったものを選ぶと良いのか?現状の声をどのようにしていけばよくなる土台が得られるのか?
1回、または2回の体験レッスンで、そのきっかけと指針をお伝えしています。(全ての方の効果を保証するものではありません。対面で行なうか?オンラインか?をお伝えください)