みなさんは、ビンテージということばの意味をご存知でしょうか?
楽器をやっている方はお分かりだと思いますが、
- ビンテージ・ギター
- ビンテージ・アンプ
- ビンテージ・エフェクター
など、頻繁に使われていますよね。
やはり欲しい楽器は、手に入れたい。
僕にもそんな欲求が人一倍あった頃のお話です。
【ビンテージ(英: vintage)】
もともとの意味は、ラテン語からきているブドウを収穫することという意味です。
ワインを作る時、ぶどうの収穫から醸造、瓶詰めされるまでの一連の工程を表す単語でした。
それが、ブドウの当たり年に作られた上質ワインを示すようになりました。今では転じて、由緒ある、古くて価値のある、さらに高級感のある、といった意味で使われています。
年代物の楽器、オーディオ機器、カメラ、古着、車などを指してビンテージ製品といっています。
ビンテージ・マイク♪
SHURE 545S UNIDYNE 通称「Butterfield Model(バターフィールド・モデル)」
以前掲載したこのマイク。
実はユニットのカートリッジ部分はSM57なのです!
▼こちらの記事を参考にしてください。
はい。これは自分の手によって改造されたマイクだったのです。
バターフィールド・モデル
白人ブルースミュージシャン、ポール・バターフィールドがこの型のマイクを使って、Fenderの59Bassmanアンプでブイブイ、ブシャ~ッ♪ とハーモニカを吹く姿。憧れましたね。
写真は、手前がGuyatone(今は、会社自体もうなくなってしまいました)のHP-300A。
奥がBassmanアンプです。
どちらもツィード仕様。僕、ツィードが大好きなんです 😀
せっかくなので、彼のパフォーマンスと古き良き時代を観てください。
▼こちら
Paul Butterfield – Blues Band (Walking Blues – Live 1978 )
買うまでがひと苦労
90年代当時、今のようにamazon、楽天、ヤフオクでお買い物なんてありませんでした。
今では、スグにカチカチとクリックして買える時代。便利になったもんです。
話を戻しましょう。
僕はどうしてもこのマイクが欲しかったのです。
当時(90年代半ば)は渋谷のCDショップに行き、情報を仕入れ、
高円寺のジロキチ(ライブハウス)で仲良くなった友達と情報交換をし・・・
なんていう時代です。
アメリカのオレゴン州にあるお店に英語で手紙を書き、マイク(545S UNIDYNE)があるかどうか?向こうからの返事を待ちました。
待つこと1カ月半
待つこと40~45日くらいだったかなぁ?
返事が来た時には飛び上がって喜びました。
辞書を片手に英語の手紙を読み、あと3週間待ってほしいとのことでした。
「今日こそ来る」と思いながら待っていた3週間目、
小雨の降っている日だったのを覚えています。
小包が・・・
来たっ!
その小包を抱え、鍵を開けるのもまどろっこしく
あわてて中に入り、開けてみました。
世の中そんなにうまいコトいかない
ところが日本向けにコネクターを変えなければなりません。
当時、まだ電気街と言われていた秋葉原へGo!
コネクターを買ってきてハンダ付け。
そりゃ慎重にやりましたさ。
よし、出来た!
アンプを出してプラグイン。
スイッチを入れてハーモニカを吹いてみました。
あれ?音が出ない!!
誰ですか?「ハンダづけ間違えたんじゃないの?」と意地悪なことを言う人は・・・笑
続きは次回にいたしましょう。