日本語教師の表現力養成(4期生)

2020年日本東京国際学院入口とサイト 納得!伝えることばの心得帳

今期も「表現力養成」の科目、4期目を担当させていただきました。まず、関係者の方々にお礼を申し上げます。今期もありがとうございます。

なお、この「表現力養成」という科目は日本東京国際学院日本語教師養成講座420時間の中で行なっております。ボイストレーニングを用いながら日本語教育を別の角度から掘り下げていくものです。

今期の模様はどうだったのでしょうか?

▼日本東京国際学院のホームページ

日本語教師養成講座・文化庁届出受理講座|教育訓練給付金指定講座|日本東京国際学院 – 日本東京国際学院 日本語教師養成講座では、国内・海外で活躍する日本語教師の養成講座を行っております。 日本語教育を志す方々の、検定・資格取得と就職をサポートする養成学校です。 初めての方でも6か月で日本語教師に、定年退職後も活躍できます。セカンドキャリアで日本語教師になりませんか。

▼第3期の模様

ボイストレーニングと日本語教師-表現力養成(3期生)
西新宿の日本東京国際学院で毎年4月期と10月期、半年で420時間かけて日本語教師になるための養成講座が行なわれています。 日本東京国際学院 日本語教師養成講座(文化庁届出受理番号:H30011531023) 今期も表現力養成講座を担当することになりました。校長の泉先生をはじめ山崎先生、関係の方々に感...

▼第2期の模様

日本語教師のための表現力養成(2期生)
西新宿にある日本語学校、日本東京国際学院で、日本語教師養成講座420時間(文化庁届出受理)の実践編の講座を担当しております。「表現力養成」というタイトルのボイストレーニングで、今回(2期)もその模様をお届けいたします。 ▼第1期の模様はこちらから ▼「日本語教育機関の告示基準」(平成28年7月22日...

▼第1期の模様

日本語教師のための表現力養成
西新宿にある日本語学校、日本東京国際学院で、日本語教師養成講座420時間(文化庁届出受理)の実践編の講座を担当させていただいております。それは「表現力養成」というタイトルのボイストレーニングです。 この420時間養成講座は、半年で420時間を終えるように組まれています。前期と後期がありまして、前期は...

いろんな立場の方々が受ける日本語教師養成講座♪

今期1回目の授業が日本東京国際学院のサイトで紹介されました。早速、取り上げていただきありがとうございます。

▼こちら

日本東京国際学院の名物授業です! – 日本語教師養成講座・文化庁届出受理講座|教育訓練給付金指定講座|日本東京国際学院

第2期では3月に行なわれていたこの科目でしたが、今期は全体のカリキュラムの流れから1月に繰り上げとなりました。

内省的実践家

毎回毎回、いろんな立場の方が420時間養成講座を受講されています。

今回の受講生は全員女性です。終了後に海外の移住する方、主婦の方、ヨガのインストラクターなど過去に様々な経験をされ、今、日本語教育の420時間養成講座を受けられています。このようにこれまでの様々な経験をブレンドさせて日本語教師となっていくわけです。

さて、日本語教師の人材の養成は大きく3つに分かれます。概要をダウンロードしてみてください。

▼日本語教育人材の養成・研修の在り方についての概要(pdfファイル)

日本語教育人材の養成・研修の在り方について

例えば、学習者(日本語境域の世界で学生のことをこのように呼びます。生徒さんと同じような意味です)として来ている外国人留学生に対してどのように接していくか?

これまでの経験が生かされる職業ともいわれていますが、一定の期間内で学習者の日本語能力をより高めるために、日本語教師としての自分自身の声がどう伝わるか?

これを常に考えないとなりません。

もちろん「声」「表現の伝え方」だけではなく、

  • 伝わっているか?伝わったか?
  • 教師として今の授業をどのように改善していったらいいのか?

ということを考えなければ学習者も教師も成長はしないでしょう。

このことは、そのままボイストレーニングのトレーナーの成長と生徒さんの成長を比較してみれば、すぐに理解できます。

【内省的実践家】

教育現場で起こるさまざまな課題に柔軟に適切に対応するために、自分の授業を内省し、自己成長を目指す教師のこと。それまでの知識技術のより深い理解や新しい学びを得ることによってより良い教師を目指す。

自己研修型教師としての具体的な方法にアクションリサーチがある。

再定義づけが再現性をよくする

僕が内省的実践家として振舞わねば!と意識する場合に、ひとつ気を付けていることがあります。

それは、再定義づけをどうするのかが大切になってくる。そのように感じています。ひとつの用語がひとつの意味とは限りません。

これは、日本語教師のみならず学校の先生、ボイストレーナーや講師、士業など、伝える仕事をしている方々にとっても必要不可欠なこと、そのように判断しています。

例えば、

拍:
・音楽の分野でいう「拍」は点
・言語学や音声学でいう日本語の「拍」は時間的な音のまとまり

ただし、同じ内容でも分野によって用語の呼び方が違ってきます。

調音と構音:
・「調音」は言語や放送、ナレーションの分野
・「構音」は言語聴覚や医療の分野

といった感じです。日本人は再定義づけがとても苦手だといわれていますので、こういった練習をどんどんやっていかないとならないでしょう。こういったことは、マーケティングをやっている人の方が得意なのでしょうか?

 

さて、この講座の1回目に

あなたにとっての良い声とは?

というグループワークをしてもらっています。受講生の皆さんからいろんな答えが出ます。ここでは出てきた答えが合っている間違っているのジャッジはしません。

そういった意味では、このグループワークは毎回毎回発見があり、再定義づけの良い勉強になっています。

自分で考え答えを自分で言うことの大切さ。人が言った事に対して賛成反対するのは簡単です。でも自分自身の意見をハッキリと言う。高コンテクストの日本人だからこそ言葉で声で伝えたいものです。それが相手に伝われば良い意味での相互作用ですし、再定義づけもやりやすくなります

この科目はボイストレーニングからアドバンスさせてコミュニケーションの分野も扱います。4回の授業でコミュニケーションの奥深い世界を扱うことは困難ですが、垣間見て頂けると嬉しいです。

お問い合わせは日本東京国際学院まで

 

この養成講座に興味を持たれた方は、直接、日本東京国際学院までお問い合わせください。2020年4月から第5期がスタートいたします。

見学も随時行っておりますのでお問い合わせください。

お問い合わせは下のリンクからクリック願います。ワンバイブスでは直接のお申し込みは行なっておりません。日本東京国際学院のサイトに飛ぶリンクを貼っておきます。

日本東京国際学院 日本語教師養成講座(文化庁届出受理番号:H30011531023)

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