先日11月16日(土曜日)、阿佐ヶ谷 OIL CITY(オイル・シティ)でワンバイブスライブが行なわれました。このワンバイブスライブ、昔から行なっていたことですが、ライブ形式としてやるのは久しぶりでした。
出演された生徒さん方、観に来て頂いたお客さん、OIL CITYの廣田さん、原島さん、そしてワンバイブススタッフのタカ、なかや両先生に感謝いたします。室長の片手落ちの部分をフォローして頂いたのも、無事にできたのも、皆さんのおかげです。<m(__)m>
まあ、当初は阿佐ヶ谷新教室に移転した「記念ライブ」として7月位にやろうという計画だったんですが・・・。
様々な諸事情があって、11月まで伸びてしまったのです。このような状況の中で行なわれたワンバイブスライブはどのような感じだったのでしょうか?
ワンバイブス初!単なる発表会としたくなかったこの試み♪
実はこのライブ、ワンバイブスライブとは別な名称にしたかったのですが、正式な名称が決まっていないまま本番に突入してしまいました。主催者側としては、単なる発表会にしたくなかったのです。
元々は、タカ先生の発案がきっかけで味付け色付けをした結果、今回のような形態になったのですが・・・
僕の一言がきっかけだったんですか?(?o?)はて?
と、本人は忘れてしまっている様子。それでも、それがきっかけとなってアイディアがブレンドされたことは言うまでもありません!
試みとしてやった結果、
オープンマイクのような流れで公開グループレッスンのような形になりました。別の言い方をすれば、マンツーマンレッスンと発表会及びその上のレベルのライブとの間を繋ぐ催しといったポジショニングで行ないました。
失敗OK!間違えたところは次への課題ですよ。
出演生徒さんには、そう言いながら準備を進めてきたのです。
公開レッスンという名の「オープンマイク」?オープンマイクという名の「公開レッスン」?
では、時系列に写真と共にその時の様子をご覧ください。
【写真撮影】なかや先生:掲載は許諾済み /【写真掲載】出演生徒さん、お客様に許諾済 氏名表示なし
先ずは景気づけに「ブルース・セッション」。12小節をシャッフルでまわしながらのハーモニカセッションです。
いつかの記事にも書きましたが、音楽を演っていながらブルースを、3コードそのものを通ってない人も多い中、まずは、間違えてもいいので吹いてみよう!音を抜くのはその後からでも良いという姿勢の中、試みてみました!お婆さんとお孫さんのように年齢が離れていてもこのように音で会話ができます。イイね!
昭和が生んだシンガーソングライターの名曲「I LOVE YOU/尾崎豊」をワンバイブスの世代を超えたイケメン衆でお届けしております。(笑)
4名共個性あるキャラクターの融合。1+1+1+1で4ではなく、10にも20にもなったパフォーマンスでした。
そうなんです。普通教室の発表会は、生徒さん一人で歌ったり、時々、別の生徒さんや先生がコーラスが入ったりしますね。今回はひとつの曲をパート分けしてやってみたのです。
これも、ある生徒さんの一言でカラオケアプリで行なっていることを生演奏でやってみよう!といったコンセプトで行なったコトでした。
おお~!女性たち【下手(しもて)側は自称妖精さん】に囲まれた生徒さん!今度は、お父さんと娘さんたちです(笑) 歌っている曲は、あの超有名なアニソン「残酷な天使のテーゼ」です。
おお~~っと!ここで客席から乱入か❓❕一緒にテーゼを歌っているぅ♪序盤からこの盛り上がった雰囲気!(古舘伊知郎調を思い出してください)
ありがたいことです。
ここからは、映画音楽のコーナーです♪
みなさま1年前の今頃を思い出してください。映画では何が流行っていたでしょう?そうです、映画『アリー/ スター誕生』で歌われていた「SHALLOW」です。
ハモリの練習は、生声で合わせるのは初めて。それまでは許諾を得、レッスンで録音した生徒さんの音源をハモって合わせるというやり方でレッスンで繰り返した結果、綺麗なハモリとなりました。
映画『アリー/ スター誕生』ときたら、それより少し早めに公開されていたこの映画を忘れてはいけません。Queen の曲の中で名曲はたくさんあれど・・・。ということで、映画『ボヘミアン・ラプソディ』からのアノ曲「We Are The Champions」です。アレンジは映画と同じように、1985年7月のLIVE AIDを基本としました。
メロディックなこの曲ですが、フレディの早口に近づけるためには、12/8拍子のリズムが土台です。3人共カッコよかったですよ♪
お次は、「If I Ain’t Got You/Alicia Keys」です。この曲もコーラスがきれいな曲ですよね。元々忙しい曲なんですけど、ある試みがありまして、この曲のコード進行にアノ別の名曲がハマるのです!室長の「オアソビ感性」が出てしまいました。音楽を演るにあたっては大切な感性だと自負しています<m(__)m>
それをずっと前からやってみたかったわけです。快く応じていただいた生徒さん、カッコよく決めましたねえ♪
え?アノ曲って?それは次回生で聴いてください(笑)
ワンバイブスは70代の方々も元気レッスンに通われています。その存在感とパフォーマンスはパワフルです!
曲は「真夏の夜の夢/ユーミン」です。原曲キーのバージョンとキーを下げたバージョンでやってみました。同じ曲ですが、雰囲気が違いましたね。この曲もハモリが綺麗でした。転調難しかったけど引っ張っていく人が引っ張っていきましたね。OKです。
昭和の名曲が続きます。演った曲は 「ラヴ・イズ・オーヴァー/欧陽菲菲」でした。正直びっくりというか感心したんです。20代30代50代60代70代・・・、これだけ広い世代が歌ったのです。若い生徒さんたちからも、
私、歌ってみたいんです。
僕も歌いたいです。
もちろんハモリのパート分けもしました。ハーモニカのソロも入れました。名曲は世代を超えますネ!
有名どころの曲が続きます。
80年代を一世風靡したあのアメリカンロックバンドの曲「Open Arms/Journey」です。サビの部分にウ―アー系のハモリを入れてみました。原曲のコード進行とは変えたところがありまして、ハモリも少し変えた部分があるんですが、結構重厚でいい感じでできましたね。
室長も含めて、この曲を歌った生徒さん方、Journey大好きなので。
ここで、なかや先生の朗読タイムです。雰囲気がガラッと変わりましたね。実はこの朗読をやること、当日まで聞いてませんでした。「当日アドリブでやっちゃうの?」とビックリされるかもしれませんが、いいんです!「イベントは本番で何が起きるかわからない」と言いますが、より良い流れに傾いた朗読でしたからね。
ワンバイブスは小さな教室ではありますが、声の総合レッスン場だと改めて感じた瞬間でもありました。
ここで、ワンバイブスのハーモニカ隊、再度登場です。やった曲はとっても大変な曲、「Amazing Grace」です。とにかく出したい音色を試してみる。セトリを決めたかっちりライブではないので、実際の会場の中でやってみることが大切です。ということで、おふたり共アドリブをかましてくれました。凄い!原石を綺麗に磨くのは次の段階からですね。
ハーモニカといえば、忘れちゃいけない鍵盤ハーモニカ!これを使ってやった曲は?名曲「ハナミズキ/一青窈」です。これもパート分けして交代で歌ったりハモッてもらいました。
元々はフルートで演るつもりだったんですが、鍵盤ハーモニカへの移行も何のその!歌とハモリでは、ニュアンスを歩み寄っていくことの面白さを体感できたことでしょう。
最後は、「糸/中島みゆき」。これも2テイクやったんですが、みんなで合唱しました。
上ハモ(主旋律よりも上のメロディラインをハモる)よりも下ハモ(主旋律よりも下をハモる)の方が難しいと言われています。それでも、おふたり共ニュアンスを歩み寄ることを意識しながら、見事にやってくれました。
ライブをやってきたからこそ感じていた問題点
今回、カラオケでは歌い慣れているのに、生演奏では初めてという生徒さんが半数以上でした。これはお店の方にも言われたんですが
生徒さんが一人ずつ出て歌うのではないんですね。
そうなんです。それをやってしまうと、よくある発表会ライブと同じ形式となってしまいます。そうではなく別の切り口から試してみたかったのです。
何故そこまでこだわったのか?
ライブをずっとやり続けてきた20代~40代前半。それ以降次第にスクールや教室でのイベントライブにシフトしてきました。そんな中で問題点を多々感じているのも事実でした。どうにかならないものか?と考えた末の初の試みだったのです。