親子で参加・体感型ボイストレーニング

totsukadai3shou 教室ジャーナル/キャンペーン

先日、12月1日、土曜日の午後13:30から、新宿区戸塚第三小学校

親子で参加、体感型ボイストレーニング

の講座を行ないました。

 

まず、ここに至るまでの間、いろんな方の力がなければ、小学校でのボイストレーニングは出来なかったと思います。

  • 新宿区戸塚第三小学校校長の服部みどり先生
  • PTA会長の石原様
  • 以下、役員の方々
    • 細やかな気配りで僕との連絡役を行なって頂いた土江さん
    • 司会をして頂いた小池さん、内木さん
    • 関根さん、山口さん、長橋さん
  • 新宿区教育委員会事務局教育支援課の久保田様
  • そして、土曜日の午後、ご参加頂いた37名(大人25名、子供12名)もの方々
  • この話をくれた元ワンバイブススタッフ
  • アシスタントの「しのぶ」先生

関わった全ての方にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
<m(__)m>

 

では一体、学校でのボイストレーニングは、どんな感じで行なわれたのでしょうか?それを見ていくことにしましょう。

声の力で魅力を引き出そう♪

新宿区戸塚第三小学校家庭教育学級講座を開いており、毎年(毎回)いろんな講師の方がお見えになります。

PTAの方々には「家庭教(かてきょう)」と言われているほど、この学校にとってはメインとなる行事、催しなんだと感じました。

親子で気軽に参加できること、皆で気づきを得られることなどを前提として考え、役員の方々のご意見を伺いながら、チラシに次のような文言を入れて頂きました。

【チラシのコピー】

今回は楽しく親子で『体感』していただき『声と体』の関係を学びながらちょっとだけ『声』に磨きをかけられる楽しい時間です(^O^)♪

声にはあなたを素敵にする力が隠されています♪
やり方次第で簡単に『声』『変化』します♪♫

この機会にぜひ一度親子で体感してみませんか?
お子さんと一緒に、少しだけでも『声』を覗きにきてくださいね♪♫~

 

chirashi_omoushikomi

役員の方に作成して頂いたチラシです♪

 

※以下、写真提供 石原会長、土江さん

20181201enter

会場となる体育館への案内。手作り感がたまらなくイイですね~(^^♪

「言わなくても分かるでしょう」と 「言わなければ分からないでしょう」

これは、校長の服部先生がご挨拶の中で仰ったひと言です。我々日本人はコンテクスト(文脈)が高く、以心伝心、言わなくても分かるでしょうの文化の中に生きているので、常にこのバランスの中で生活しているといっても過言ではありません。

校長先生のこのひと言で、すんなりと講座に入ることができました。

20181201shikijidai

開会。石原会長と校長の服部先生のご挨拶で幕を開けました。

 

20181201_01

導入部分です。上手(かみて)ホワイトボード横に座っているのはアシスタントの「しのぶ」先生♪

 

20181201_02

グループになって、「良い声とは?」について話し合っています。親も子も一緒になって考えていきます。

素晴らしい意見がたくさん出ました。以下、良い声として挙がった意見の数々です。

  • 擬声語や擬態語をつかってあらわした声
  • 形容詞や形容動詞(日本語教育でのイ・ナ形容詞)であらわした声
  • 芸能人や身近な人の声、お友達の声を挙げた子も
  • 自分にはない声
20181201_03

続きまして、良い声を出すためのストレッチです。ご自身の体と対話しながらやることが、今の状態を知ることに繋がります。

『声』に磨きをかけるために大切な土台

後半は、前半でのストレッチから滑舌を良くする練習~発声と絡めたリズム練習を身体を使ってやってみました。

 

20181201_04

この体育館に『お猿さん』が紛れ込んでいましたよ~(笑)

 

20181201_05

子供たちからいろんな質問をされて、タジタジの室長です。(^^;)

 

20181201_06

アシスタントの「しのぶ」先生(写真左)には、いろんな場面で助けてもらいました。ありがとう。

この講座が始まる前、控室で石原会長と次のようなお話をしていました。

石原会長
今回の講座で一番に伝えたいことは何でしょうか?

室長
はい。コミュニケーションでのキーワードは『相手と自分のリズムを合わせてゆくこと』です。

子どもさん相手でもパートナー相手でも仲間相手でも、コミュニケーション力の土台のひとつはリズムだと考えています。例えば会話をしていて

読者のあなた
この人と全くタイプが違う!

そのように感じた時、その人とは本当に全く合わないのでしょうか?

今回はボイストレーニングやリズムトレーニング、脳トレも含めたメニューをゲームを採りいれながら行なったことで、

寄り添う→合わせていく→合う

このプロセスを体感して頂けたと思っています。

小学校でこそ音声教育を・・・

これが理想だと思うのですが、「実際難しいのかなあ」と感じています。その理由は、

✔担任、副担任の先生方に負担がかかり過ぎるから

ワンバイブスの生徒さんで、小学校の先生をされている方がいらっしゃるのですが、話を聞くとそれはそれは大変です。どこの小学校の先生もご苦労されていることでしょう。

✔放課の時間は減らされているから

僕らが小学校の頃は、短い放課と長い放課がありました。ところが今では、放課の時間が減らされているんです。減らされる分・・・

✔小学校で英語の授業も入ってくるから

さらに、英語の授業が入ってくるのはご存知ですよね。お話を聞くところによると、低学年でも5限まで授業があるらしい(@_@;) 大変だぁ!!

 

結果、学校で音声だけをとりあげて行なうのは難しいわけです。ということを柱にしても、扱う教科は音楽?国語?英語?体育?道徳?

✔付け加えて別の問題が・・・

さらに吃音の子供たちへの対応や外国人学習者に対しての日本語の伝え方、先生ご自身の声、声そのものパラ言語(スピード、間、高低強弱など、声や言葉についての扱う分野は広いのです。

自分の声が嫌いな人は、良く分からないと答えた人と併せて、95%にもなります。きれいな言葉、日本語という言語を持っていながら自身の声が嫌いなのが日本人なのです。

そんな状況の中、ボイストレーニングに携わっている者が、ボイストレーナーが少しでもお役にたつことができれば・・・と常々考えていました。

少しでも、について考えるきっかけを掴んで、家庭での話題にして頂ければ、と思いながら進めていきました。

反省点

今回、用意しておいたレジュメ、時間の関係上、そのとおりには進みませんでした。時間配分と項目の内容は、グループレッスンをやっているといつも課題になるところです。

もし今回1人でやっていたとしたら、もっと散漫になっていたことでしょう。それだけアシスタントの「しのぶ」先生に助けてもらったのです。

さらに、ひと言をどう伝えるか?がボイストレーナーをやっていながら勉強になったことでした。

  • 教育支援課久保田様が講評で話されたパラ言語(スピード)のこと
  • 用語の言い換えと、子供たちに分かるように言い換えをするタイミング
  • 参加者への応じ方

きっと、グループレッスン、団体でのレッスンが、ますます良い方にいく為に気づけたこと。みなさんが課題をくださった。そのように感じています。

今一度、ありがとうございました。<m(__)m>

タイトルとURLをコピーしました