コロナ禍での音楽教室、特にボイストレーニング教室にとってはいろんな工夫をされていることだと思います。全面的にオンラインに移行したり、非同期でやってみたり・・・。
そんな中、どうしても対面でやりたいという生徒さんや、対面での体験レッスン希望者がいらっしゃることも事実です。そんな状況の中、ワンバイブスでは対面レッスン時、どのようなことに気をつけてレッスンを進めているのでしょうか?をお伝えします。
お互いに気をつけながらレッスンを行なっています
対面でのレッスンでは、
✔ スタッフ、トレーナー側が使用するもの
✔ 生徒さん、体験レッスン受講の方にして頂くこと
と伝えたうえでレッスン業務をやっています。
資本力のあるスクール、全国展開をされているぼーかすスクールにとっては、トレーナーと生徒さんが別の部屋やブースで行なうといったこともやっています。レコーディングレッスンのようなやり方ですね。
しかし、限られた部屋数しかない小さな教室にとっては、物理的にそうもいきません。
体験レッスンは、出来ればオンラインでの形式で受けて頂きたく思います。しかし、オンラインではなく対面での受講予定を希望される方にとって、少しでも安心できるように、次のような対策をとっていますのでオンラインか対面かをお申し出ください。
スタッフ、トレーナー側が使用するもの
ここでは、
- フェイス・シールド
- マウス・シールド
- 姿見や譜面台にラップを巻く
- その他の対策
に分けて使っているグッズをご紹介しましょう。
1.フェイス・シールド
ご存知の方も多いでしょう。今や定番グッズとなったフェイス・シールドです。飛沫感染を防ぐのには良いとされています。
ただし、マスクをつけ、フェイス・シールドをつけて話していると、前面が曇ってきます。メガネをかけてマスクの場合も曇りやすいですが、フェイス・シールドではなおさら見えにくいのです。また、頭に被せる部分は横~後ろにかけてゴムになっていますので、圧迫感や息苦しさを感じる人もいるかもしれません。
2.マウス・シールド
続きましては、マウス・シールドです。別名「透明マスク」ともいうようですが、マスクなんでしょうか?素朴な疑問と一抹の不安が残ります。。
通常のマスク(夏用マスクも含む)をつけて苦しくなる場合、これでもよいのかもしれません。ただし、このマウス・シールドの効果につきましては賛否両論あるようです。
なるほど!フェイス・シールドをつけているより、自由度がききますが、やはり少し心配な面も否定はできません。飛沫が横に飛ぶのではないか?などです。こうなってくると、もうトレーナーと生徒さんの考え方次第でどのようにでもなってきます。
接客業で多くみられる「マウスシールド」その有効性は【#コロナとどう暮らす】
一番使い辛いと感じたのは、オトガイが押さえられるようにして耳にかけるので、
リップロール(リップトリル)が回らないんですぅww
3.姿見や譜面台にラップを巻く
ワンバイブス阿佐谷教室では、鏡(姿見)と譜面台にラップをかけています。レッスンが終わったらそのラップを取り替えるといった方法をとっています。1レッスン毎にラップを取り替えるというワケです。
鏡の中の自分の姿(フォームや口のひらき方など)をチェックしながら発声したり、譜面台にある歌詞や譜面を見ながら歌う場合、飛沫がかかるのを防ぐためです。
余談ですがこの方法、2020年4月の緊急事態宣言中に思いつきました。生徒さん側はマスクだけですから、練習によっては飛沫が飛ばないとも言い切れません。
アルコール除菌して拭けばいいのに・・・。と感じたあなた。はい。それも行なっています。
4.その他の対策
もちろん1レッスン毎の喚起は行なっています。
また、コンビニや飲食業のレジ前のように、透明なカーテンシート(ビニール・カーテンとも)を貼る、または吊るす場合もあります。
ここで気をつけるのが消防法。消防法が適用できるかどうかは、透明カーテンの天(上辺部分)を天井に貼るのか?それとも吊るすのか?防炎なのかどうか?これらの要因で変わってくるようです。ワンバイブスではビニール・カーテンを貼り付けていませんし、吊るしてもいません。
【引用】
コンビニエンスストアや病院・医療機関、官公庁・役所などの公共機関、商業施設等でも飛沫感染・直接感染などの対策を目的として透明ビニールの間仕切りシートや、ビニールカーテンの利用を行っているケースを見かけます。利用している素材に防炎性がない場合は、消防法などに抵触する可能性もあり、消防署からの指摘や改善命令を下される場合もございます。ビニールシートやビニールカーテンを選ぶときには素材が防炎であるか確認してください。場合によっては不燃透明ビニールを使用しなければならないケースもございます。また、設置取付に適した方法や材料を用いて取り付けているか、注意が必要となります。
【引用元/ビニプロ.com サイト、コロナ対策に透明ビニールシート・カーテンの製品一覧ページより】
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生徒さん、体験レッスン受講の方にして頂くこと
次に、在籍生徒さんや体験レッスン受講の方にして頂く感染予防です。基本的には、東京都防災ホームページによる「感染拡大防止チェックシート」に準じております。
- 入退室時に手指消毒していただきます。
- 手洗い時には、教室のタオルではなく、ペーパータオルを使っていただきます。
- 基本的にはマスク着用でのレッスンです。マスクをとる場合、ラップを巻いてある姿見や譜面台に向かって発声したり歌ってもらっています。
- 微熱がある場合、オンラインレッスンとさせてもらっています。
- その他、気づいた点があれば生徒さんと相談しながら進めています。
▼こちらも参考にしてください。
ここまでやっていて感染者が出てしまったら、もうそれは仕方のないことだと判断します。小池さ~ん、西村さ~ん!こちらはやれるだけのことはやっていますから。