とっさの時に思い出したい3つの秘術とは?

pronpter 明快!パフォーマンス

突然ですが、あなたは

プロンプト

という用語をご存知でしょうか?

 

今回は、まずプロンプトとは何?

から入り、次にとっさの時に対応できるプロンプ術の磨き方・・・

これをあなたと一緒に考えていきましょう。

【プロンプト(prompt)とは】

英語です。元となっている意味は、
迅速な、迅速で、機敏な、てきぱきした、即座の、(…に)敏速で、てきぱきして

ITの世界では…画面上に表示される「ここから入力しなさい」といったマークのこと

舞台の世界では…略して「プロンプ」。立ち稽古のときに、役者のセリフ忘れやセリフ間違いをその場で手助けすること。その係のことをプロンプターという。

放送の世界では…放送、講演、演説で使います。原稿を表示し、読み手や演者を補助、伝え安くするための装置です。政治家が共同声明を発表するときにもテレビでよく出てきますね。

第二言語習得の世界では…フィードバック(相手から与えられる反応)の一種。誤用の際の訂正フィードバックのひとつ。ハッキリと訂正を促すことで誤用に気づく。

ハッキリと指示せず、それとなく正しい使い方を示すのはリキャスト。暗示的なフィードバック。

参考 プロンプトとリキャスト

ここではプロンプトのことを簡単に困ったときのとっさの反応、瞬発力としましょう。それも、人前での表現限定といたします。

ここでいう「人前での表現」とは?

人前で声を使って、媒体を利用しながら伝える一連の行為

とします。つまり、

人前で、歌ったり、プレゼンしたり、ナレーションをやったり、朗読をしたり、お芝居をしたり、就活やオーディションなどを指します。

僕はこれを勝手にプロンプ術 プロンプ力と名付けました。(笑)

とっさの時に使えるプロンプ力、プロンプ術を磨こう♪

事例を示しましょう。実際に語ってくれた生徒さんの3つの事例です。

この生徒さんは、日頃から意識が高く、レッスンで質問がなかった日はありません。時々思い付きで

ポン ポ~ン!(^^♪

と出てくる時もありますが、ある意味思い付きは大切だと判断。何故なら、一つひとつの質問が、こちら側も考えさせられる内容だからです。

この記事を書こうとしたきっかけが、生徒さんからもらった報告兼質問でした。以下、3つの事例をシェアしながら、一緒に考えましょう。

【氏名表示なしで、掲載許諾済み】

現場では、思いがけないことがイッパイ

▼その1

いつもナレーションの仕事が多いのに、今回の現場は、原稿を渡されたと同時に

ディレクター
このシーン、もうちょっとお芝居っぽくやりましょう。

と指示されたらしいです。

生徒さん
え~~、私、お芝居ってやったことない。

事なきを得、終わったものの、次の課題が明確になったようです。

事務所の社長さんからは、

事務所の社長さん
お芝居や役者のことも勉強しておこうね。

生徒さん
はい。

こんなやりとりでした。そこで僕に

生徒さん
お芝居の引き出しがなかったので、勉強したい。

 

▼その2

別の現場の話です。「相手から質問されたら答えにくかった」と話していました。質問攻めではなかったようなんですが・・・

その時彼女は何を思ったのか?

効果的な、相手が答えやすいような質問力をつけるべきだと感じたそうです。これまでほとんど自分が質問する側に立っていたので、逆の立場から見えてくること感じられることもあるんだと語ってくれました。

読者のあなた
どんな質問の内容だったんですか?

質問の具体的な内容については、ご遠慮ください。<m(_ _)m>

 

▼その3

さらに別の現場でのことです。下調べや勉強をどこまでやればよいのか?ということに悩んでいたようでした。

司会やナレーションの仕事を行なう場合、

専門知識をある程度頭に入れてから現場に臨む

これははよくあることです。

今回も下調べのつもりで勉強をして打ち合わせに臨んだら・・・

担当の方
あ、下調べは、してこないでくださいね。ピュアな感じを出したいので・・・
生徒さん
!!!!(=゚ω゚)ノど、どうしよう・・・。もう、ある程度勉強しちゃったし・・・(>_<)
  • いろんな場面や状況に対応出来るよう、たくさん経験をしましょう。
  • そして対応できる引き出しを作りましょう。
  • 適材適所に引き出せる力をつけましょう

なんていうことは簡単です。

大変なのはその前の段階なのです。

適材適所に引き出せるレベルにまで達するには?
自分なりのプロンプ力、プロンプ術の磨き方を見つけたい!

ということなのです。

この3つの術(すべ)があなたのプロンプ力を磨く!

あなたのプロンプ術、プロンプ力をつける前に確認したいことは、以下の3つです。

  1. 自分自身を理解するための心理術
  2. 反応できるまでの習得術
  3. 学習や行動を継続するための習慣術

ひとつずつ見ていきましょう。

その1. 自分自身を理解するための心理術

これは、自分自身を理解することってどの分野でも大切だと考えています。

自分って何?誰?

をある程度知らないことには、より良いパフォーマンスはできません。

もちろん、ジョハリの窓のように自分が知らない領域で相手が知っている領域もありますので、自分のことは自分が一番よくわかっていると思うのは、考え方を変えた方が良いでしょう。

欲求やモチベーションのこと、やる気のこと、なども今一度確認しておいた方が良いです。

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その2. 反応できるまでの習得術

これは、学習術や習得術のことです。

学習と習得を分けて考える場合もありますが、ここでは、意識的に学習して繰り返し反復した結果、無意識に習得できるレベルにまで達するという意味にとらえてもらうとよいと思います。

別な言い方をすれば、次のようなNLP(Neuro Linguistic Programming-神経言語プログラミング)で使われている「学習の4つの段階」という例えを持ち出すと、理解できるかもしれません。

第4段階 意識しないけどできてしまう(暗黙知?) 無意識的 有能
第3段階 分かっていてできる 意識的 有能
第2段階 意識してもできなかったりできたり 意識的 無能
第1段 分かっていないからできない 無意識的 無能

反応できるまでには段階があるという考え方です。

その3. 学習や行動を継続するための習慣術

「三日坊主」「3日、3週間、3ヶ月」「石の上にも三年」「継続は力なり」「1万時間の法則」「エコーの法則

続けることの大切さを説いている用語、諺、フレーズばかりです。

僕もあえて自戒の念を込めて書いています。やはり自分に合った続けるための習慣術を持つことは大切だ・そのように感じています。

なぜ大切なのか?プロンプ力というのは、とっさの判断でアウトプットできる能力だからです。インプットは大切ですが、インプットしただけでは身に付きません。

繰り返し繰り返し繰り返し・・・やることで勘どころが掴める場合もあります。

学習・習得過程の伸び方は人それぞれです。他人と比較してもコンプレックスになるだけなので止めておきましょう。

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