今回は、音楽で収入を得る3つの方法を紹介していこうと思います。
ひとくくりに音楽といっても様々な分野があります。
1つのCDを作るのにもアーティストだけではなく色々な分野のプロフェッショナルの方々が参加しています。
そういった様々な分野の仕事を大きく3つに分けて紹介します。
自分がどのような道に進んでいくのか、1つの参考になればと思います。
音楽で収入を得る その3つの分野とは♪
- 表現職
- 技術職
- 教育職
大きく分けるとこのような形になります。
自分がやろうとしている事が、どこに当てはまるのか想像しながら読んで頂けたらと思います。
【1】表現職
多くの人が、まずはここを目指して始める事が多いのではないかなと思います。
どういったものかというと、
バンドだったり、シンガー、もしくは楽器の演奏者です。
少し前の話ではありますが、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さんがこの分野です。
ライブなどで演奏をしたり、CDを作ったりと技術的な部分も勿論必要になってきますが、自分のやりたい事、表現したい事が仕事になっている人達です。
音楽というと、この部分に焦点が当たる事が多いので、目にする機会も多く、
あんな風に歌いたい!!
あんな風に演奏したい!!
そんな憧れから音楽活動を始めたりする事が非常に多いですね。
この分野の顧客となるのは、リスナーの方やライブに足を運んでくれる方達です。
仕事として成り立つのが最も難しいのがこの分野です。
いくつか理由として挙げられるのは、まずライバルが多いという事です。
連日連夜、デビューを目指してライブをしているアーティストは勿論、最近ではYouTubeや、ニコニコ動画なんかからも有名になる方が増えてきました。
もう1つはCD自体が売れなくなっている事です。
少し前は、有名アーティストがCDを出せばミリオンヒットなんて事もありましたが、今では1万枚でオリコンチャートの上位に入れるような時代になりました。
このような状態だと、今まで通りのやり方では表現職として成り立ちにくい現状になってきています。
これから5~10年先に音楽というものがどういった形で売れるのか、その辺りも考えながらやって行く事も大事になってきます。
【2】技術職
続いて技術職です。
表現職で活動している方達も、もちろんこの分野の活動をしていないわけではありません。
この分野で活躍されている方の特徴は、自分が矢面にたって活動しているわけではなく、
誰かのサポートをしているというところが大きな違いです。
例えばシンガーの方で、歌詞は書けるけど作曲は出来ない。
そんな方に向けて、イメージ通りの曲を作ったりアレンジをしたりします。
テレビで音楽番組を見た時に、ソロのシンガーのバックで演奏しているミュージシャンも、サポートする側面が強いのでこの分野になります。
後はCDを作る上で、欠かせないレコーディングのエンジニアや、ミックスのエンジニアもそうです。
アーティストに比べると職人タイプの人が多かったり、
音楽は好きで技術もあるけど、裏方が好きっていうタイプの方が多いです。
音楽とは少し離れるかもしれませんが、イベントの進行をする舞台監督や、
楽器の製作やメンテナンスをする楽器クルー、ローディーといわれる方達もこの職種に入るかと思います。
【3】教育職
最後に教育職です。
これはイメージしやすいと思います。
音楽学校の先生だったり、ピアノ教室の先生などです。
この分野に関しても、もちろん教える楽器の技術や表現などは素晴らしいものを持っています。
前の二つの方達と大きく違うのは、それを言葉や文字にして教えられるかという所です。
同じような技術や表現を出来たとしても、生徒さんから質問された時に、
「う~ん、感覚でやってるね」と返答しても、生徒さんは全くもって理解できません。
そんな時に、例えば姿勢をこんな形にしてみてとか、こんなエクササイズをやってみてって言えるかどうかが大きな違いです。
生徒さんの状態を見て、今はこれをやってもらう、こんな説明をするなど、その生徒さんがしっかり成長出来るように導いてあげるのが必要になります。
この分野で活動されている方は、人と話すのが好きだったり、自分以外の人の成長も喜べるような人が多いです。
生徒さんからプライベートな事を相談される事も多いため、カウンセラー的な知識が必要な部分もあります。
実際、知り合いのトレーナーでカウンセラーの資格やNLPの勉強をしている先生も少なくありません。
このように、ここでは紹介しきれない音楽の仕事は数多くあるのですが、それらも3つの分野に分類出来ます。
まずは表現職!!
個人的にオススメしたいのは、まず表現職を本気でやってみる事です。
想像してみて欲しいんですが、
音楽というものは大昔からありましたが、元々の成り立ちは自分を表現するという事だったんじゃないかと思います。
誰かに曲を提供しようとか、誰かに歌を教えようっていう気持ちは少なからず後発的なもので、技術職、教育職というのは表現したいという人がいてこそ成り立つものです。
その職につこうとしている人が、表現しようとする人の気持ちが全く分からないのは、上手く仕事としては成り立っていきません。
加えて表現職というのは、年齢に左右される部分も少なくありません。
最近のアイドルの子達を見ても3~40代になってからチャレンジ出来るものでもなく、仮にどこかの事務所に所属して活動していきたいと思った時にも、年齢制限がある事務所が多いのも事実です。
まずは表現職に本気で取り組みながら、技術や教えるという部分に関心を持って、
そこから自分のやりたい事、やっていて気持ちのいい事を探してみる事をオススメします。
音楽業界の先を読む
そして音楽活動をするにあたって、頭にいれておいて欲しい事があります。
音楽業界は日々変化していると言う事です。
CDの販売数が激減したり、音楽学校やライブハウスの数が急激に増減したり、
カラオケBOXでリハーサルが出来るようになったり。
自分が何かしらの勉強を必死でやっている時に、音楽業界はどんどん変化していきます。
その知識や技術が全く無駄になる事はありませんが、それが活かせなくなる可能性は大いにあります。
5~10年かけて培ったものが、必要とされずに埋もれてしまうのはほんとに残念な事です。
そして業界の動向を左右しているのは、ネット環境の普及やエンターテイメントの多様性だったり、自分だけではどうしようもない部分が大半です。
そんな時に、この先どういう形で自分が音楽業界も含めて仕事として関わっていけるのか、常に考えて柔軟に動いていかないといけません。
音楽を生涯続けて行く為に
最近ではPCの普及などでDTM関連の機材が手軽に手に入るようになりました。
私たちの世代でも、こんなに安く始められていいねと言われて来ていましたが、
今ではPCがあれば無料でDTMを始める事が出来ます。
以前のコラム記事でも書きましたが、
楽曲制作を始める上でも、練習に関してもDTMは、格段にその効率を上げてくれます。
総合的な音楽力をアップさせる為にも、是非取り組んでみていただけたらと思います。
そして常に変わって行く音楽業界に対応していく為にも、1つ1つのレベルアップをしながら、
✔自分はどの道に進んで行くのか。
✔どう広げて行くのか。
その部分も考えながら音楽と向き合ってみてもらえたらと思います。
音楽で収入を得るためのヒントとなるコース、それがワンバイブスにはあります。
今回の記事を読んでこちらも参考にしていただけると、より理解が深まるのでは!と考えてリンクを貼っておきます。