YouTuberとして活躍されている方は年々増えてきています。ワンバイブスの生徒さんの中でも、YouTuberとしてお仕事をされている方が何人かいます。
彼ら彼女らが、声に悩みがあり改善したい。だからボイストレーニングを習っているし、習いたい。こう考えるYouTuberの方は潜在的に多そうだよ!と言っていました。
先日、SNSで繋がっている友達にお誕生日メッセージを送信したところ、次のような内容の返信が来ました。それを要旨として載せておきます。
ということで、今回はボイストレーニングとYouTuberの声についての内容です。
YouTubeにアップした動画で聞こえてくる自分の声
YouTuberとして活動されている皆さんのコンテンツには脱帽します。
国家資格取得のこと、自己啓発系、占い・リーディング、ペットのこと、そして楽器演奏の仕方やボイストレーニングまで。
みなさん素晴らしい内容に思わず時間を忘れて見入ってしまうんですが、時々気になることも・・・
内容は凄いのに、声と周りの環境で損をしている
声の大切さを訴える典型的な言い回しですが、本当にそう感じてしまいます
今回のことも、声の4つの要素、そしてパラ言語情報(周りの環境)から考えていきましょう。
▼声の要素のこと
▼パラ言語情報/プロソディ(韻律)のこと
▼「間(ポーズ)」のこと
▼アルバート・メラビアンの法則
Youtubeを観ていると最近の「声」の傾向が分かる
今回の記事は僕が、観た範囲内での見解です。なので、これで全てを言い尽くしてはいないことをご了承ください。
やはり男性の声よりも女性の声の方が世相を反映するものを持っている。そのように感じています。つまり、女性の方が男性よりも声の音色をたくさん持っているということ。ただし、その分、課題となる点も・・・
こういった言い方をする人は男性にもいます。
また、編集をせずにそのままアップされる方も。動画の本数を上げることを習慣、ノルマとしている方にとって、編集時間はできるだけ効率よくしたい作業ですよね。ところが、
緊張を和らげるために咳払いは良いといわれています。しかしフレーズ毎にやられると、だんだん気になってしまいますwww
さらに、間を取らない早口に至っては
なんてことにも。
ここでいくつかのパターンに分けてみましょう。
リアルにライブ中継としている場合
例えば、ペットの動画などを観ていると、場面によってノイズが入る場合もありますよね。リアル感、ライブ感を出したければ、多少聴きとり難くてもごもごした声でもOKという場合があります。その分、視聴者の目はペットに注がれるから。
顔出しの場合
男性も女性も声のピッチが高くなる傾向です。ピッチが高くて早口の人と、高いけれど発話のペースはゆっくりな人(女性に限ります)と分かれました。このような人は1.5倍速で聴いてもラクに聞き取れます。
お面をかぶって登場、その人が早口の場合w
その人の話を「聴く」というよりも、自分自身の耳の実験に走ってしまいました。倍速を上げ下げしてもピッチは変わらないのをいいコトに自分の耳の実験w1.25倍速からどれだけスピードを上げて聴くことができるか?をやりました。2倍速まではいけましたが、もはや内容は頭の中に入ってきません。
顔出しではない場合
男性の場合は声のピッチも高くなる傾向です。反対に女性は、バラエティに富んでいまして、高めの声でもゆっくりしたペースで話す人や、声の高さ低さを使い分けている人もいました。
YouTuberこそ声を大切にしてボイストレーニングを
YouTuberこそボイストレーニングを行なってください。それもYouTube動画のみから習得するのではなく、対面を使ったりZoomを使ってみたりメディアミックスさせましょう。これはYouTuberの方々にとっては得意なやり方ですね。
YouTuber向けのボイストレーニングでやるべきこと。たくさんありますが、絞るとすると次の3つです
- 声の高低
- 間(ポーズ)」を考えた発語のリズム
- 話している、しゃべっているテンポ(速度)
これは、伝え手が正確に伝えるために、誤った情報も含まれているネットの中で、閲覧している側がどうやって正確な判断でコンテンツを取り入れるのか?
その基準となる拠り所にもなります。
で、ですね。興味深い面白い動画に出会ったのです。恋愛と声に絡めた動画です。
低い声は、判断能力が鈍い声?!
恋愛すると脳の判断能力は落ちる。そういったときにどうやって正確な判断をすればよいのか?というと、
相手の「声」で判断する。それも声の高低(ピッチ)で判断をするとよいらしい。
自分が好きな人が自分を好きなのかどうか?脈アリなのかどうか?
人は、好きな人を目の前にしたときに声のピッチが下がる(ここでは、ピッチとします。メンタリストDaiGoさんは、トーンと言っていましたが、途中でピッチと言い直しています。トーン=音色が下がるって?と疑問が残ったので、ピッチとします)
人を好きになると判断能力が鈍る。だからといって低い声を出している人が全ての場合、判断能力が低いとは言ってはいません。カテゴリー化は大事ですが、むやみにしてステレオタイプで判断しない方がよいでしょう。
【引用】ヴロツワフ大学(ポーランド)の実験による
女性 男性 魅力的な異性と会話 声は変わらない 声のピッチが下がる 好きな異性を目の前にする(付き合ってみたいという相手に対してのみ) 声のピッチが下がる 魅力的な異性が自分に向けて好意を示してくれていることが分かる もっとピッチが下がる 同性同士のことは言ってなかったので、ここでは何とも・・・。
関連情報で、女性の方が聴覚が男性よりも優れていますし、声の音色も女性の方が男性以上に作ることが出来るという研究もあります。
▼こちらがDaiGoさんの動画
これは、ボイストレーナーでなくでも、なんとも興味深い内容でございます(笑)
やはりアウトプットに関わることって大切です。皆が便利なツールを使ってアウトプットできる時代です。だからこそ「声と周辺のこと」が重要なんだなと気づいて頂きたいんです。