ボイストレーニングと吃音
吃音は「ともだち」-吃音との向き合い方-
吃音(どもりの症状)についての基礎知識です。まず吃音について知っておきましょう。
吃音は
- 発達性吃音
- 獲得性吃音
に分類されます。
1.発達性吃音
吃音の9割は発達性吃音です。発達性吃音の特徴として、以下のようなことが知られています。
幼児が2語文以上の複雑な発話を開始する時期に起きやすい
幼児期(2~5歳)に発症する場合がほとんど(小学校以降に発症することもあります)
発症率(吃音になる確率)は、幼児期で8%前後
発症率に国や言語による差はほとんどない
有病率(ある時点で吃音のある人の割合)は、全人口において0.8%前後
男性に多く、その比は2~4:1程度である(年齢や調査により結果は変動します)
以下のような要因がお互いに影響し合って発症する体質的要因(子ども自身が持つ吃音になりやすい体質的な特徴)
発達的要因(身体・認知・言語・情緒が爆発的に発達する時期の影響)
環境要因(周囲の人との関係や生活上の出来事)
*体質的要因(遺伝的要因)の占める割合が8割程度という報告もあります2.獲得性吃音
一方、獲得性吃音には、
1 神経学的疾患や脳損傷などにより発症する獲得性神経原性吃音
2 心的なストレスや外傷体験に続いて生じる獲得性心因性吃音
があります。どちらも発症時期は青年以降(10代後半~)です。【引用】国立障害者リハビリテーションセンター研究所サイト『吃音について』
ボイストレーニングと吃音の関係
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ボイストレーナーと言語聴覚士
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ボイストレーニングで出来る吃音(どもり)と素直に向き合えるメニュー
4 5 1呼吸筋ストレッチ
4 5 2姿勢とフォーム
4 6 1緊張をほぐす呼吸法
4 6 2お辞儀呼吸のバリエーション
4 6 3リップとハミング
4 7 1シャドーイングの種類
4 7 2母音の響きと分類基準
4 10 吃音は「ともだち」まとめ