あざみ野教室でのレコーディングレッスン3回目のリポートです。今回も月額制 音楽業界パノラマパック所属の生徒さんがレコーディングを行ないました。
▼前回までの「レコーディング@あざみ野教室レポ」の記事はこちら
さぁ、今回のレコーディングはどのような感じになったのでしょうか?第3回目のリポートです。よろしくお付き合いください。
初体験!演歌?のレコーディング♪
今回は3人とも初体験です。
何が初体験なのか?というと・・・
初レコーディングを行なったヤベベ北本さん(氏名表示許諾済み)。そして、エンジニアのてつろう先生は演歌の曲を作曲するのが初、それをエンジニアとして行うことも初。さらに、ディレクション経験を持つ室長も、演歌でのディレクションは初。
このように「初体験」が揃った日でしたね。
あ、もう一つ「初」が。それは、酒を飲みながらレコーディング、ということも初でしたね~www
結局のところ、楽曲は演歌調となりました。演歌と昭和歌謡を足して2で割った雰囲気です。でもね、3人とも
と感じていました。
酒が教えてくれる
作詞:ヤベベ北本/きのっぴぃ
作曲:織沢てつろう
編曲:織沢てつろう
エンジニア:織沢てつろう
ディレクション:きのっぴぃ小雨 冷たく 頬撫でる
ぬくもり もとめる港町(まち)素敵な セシルカット
女(おまえ)に 一目惚れ心奪われた 恋の酒
釘付けにされた 愛の酒酒が教えてくれた女(おまえ)
ああ 出逢いの酒(一番のみ掲載)
ヤベベ北本さんのドキドキ初Rec (ワンバイブス・トーク&トーク番外編あり)
ちょっと立ち聴きしてみましょうかね♪
はい。演歌調でございます。
レコーディングそのものは、良い雰囲気で行われました。以下、ヤベベ北本さんの表情の違いも音源と一緒にお楽しみください。
レコーディング最中の写真は、一番上のアイキャッチ画像をご覧ください。年上の生徒さんにこう言うのも失礼なんですが、緊張している表情がどこか少年っぽくもあります。(ヤベベさん、すみません<m(__)m>)
右手の指を2本たてて、左手の指を3本たてて写真写り。形5テイクやりましたということでしょう。(レコーディングはスムーズに進みましたが、サウンドチェック等も含め、5テイク数を録ったかもしれません)
そして、こちらは終わった後のインタビュー音声です。トーク&トーク(番外編)ですね~(笑)。お聞きください。
ボーカリストに余計なことを考えさせない
これは、以前の「あざみ野教室レポ」でも書きました。
特にレコーディング初心者ボーカリストの方々に対してです。テイク数は、3テイクなら3テイクでキリをつける、といったこと。ディレクションを行なう人は、これらを予め考えておかなければなりません。一番やってはいけないのが、細かな部分ばかりに気をとられて、
枝を見過ぎて木や森を観ることが出来ていない
といった状態にさせないことです。
そういった意味では、レコーディング初心者のボーカリストに余計なことを考えさせてはいけない!ということになります。
ボーカリストも、エンジニアとディレクターを信じて大舟に乗ったような気持ちで我々に委ねてください。ん?!ゆ・だ・ね・る!(*^▽^*)
また、クリックを使うか使わないか?仮歌を入れた状態でオーバーラッピングさせて歌うか?は状況判断次第です。(この場合、オーバーラッピングのことをダブリングという用語で使わなかったのには、意味や効果が異なるからです)
ピッチ補正に関しては、☞Melodyneなどで簡単に直しができます。しかし、入り方のタイミングや音の切り方の微妙なニュアンスの違いなどは、ミックスの段階で修正するよりも、録り直した方が早くクオリティの良いものが残せたりもします。
特に入り方のタイミングは、子音のアタック感に影響を及ぼしてきます。同じ音声の分野でも、エンジニアの世界では歯擦音、言語学の世界では摩擦音と分ける場合もあります。また、摩擦音の一種が歯擦音だというエンジニアもいらっしゃいます。歯擦音とは、舌を使って狭めを作ることによって速い気流を生じさせ、歯の裏などに当てることによって強い子音を出します。歯を使う摩擦音であっても上記の調音法(調音様式)に当てはまらない [θ]・[ð] は歯擦音とはいいません。
とにかく、大きなトラブルもなくサクサクっと済んだのは、てつろう先生のエンジニアとしての力と、ヤベベ北本さんのピュアさによるところが大きいと感じています。
実はヤベベさん、もう一曲民謡調のオリジナル曲を作る予定でいます。ヤベベさんの感性と意欲の野望(笑)はとまりません。
てつろう先生、お疲れさまでした。そしてヤベベさん、次も頑張りましょう。
【ワンバイブスあざみ野教室】
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