久しぶりの今日から出来る簡単ボーカルレコーディング術シリーズの4回目です。
今回は、室長も愛用しているこのアプリの記事です。記事は、てつろう先生に書いていただきました。
前回は、スマートフォン2台(またはラジカセ)を使ってどのようにレコーディングしていくのかという事を紹介しました。
今回は、既存のカラオケの伴奏を使うのではなく、コード自動演奏アプリ使い、
コード演奏に合わせてオリジナル曲を作っていくやり方を紹介していこうと思います。
楽器のアドリブ演奏の練習にも持ってこいの方法なので、ボーカリスト以外の方もご覧頂ければと思います。
創作意欲を刺激するアイテム♪
まず紹介するのはこちらのアプリ。
i Real Pro
iOS、Android両方のバージョンがあります。
どういったアプリかと言うと、
コード進行を演奏!
既存曲のコード進行を自動で演奏してくれるんです。
しかも、バンド編成で!!
楽器編成、音量バランスも自由自在
そしてミキサーの画面から、
エレキギターをピアノに。
ピックベースからコントラバスに。
などなど、自分の好きな編成に組み替える事が出来ます。
もちろん、各パートの音量バランス等も変えられるので、
コードが聞き取りにくくて、伴奏に合わせて歌えないなどの問題もありません。
テンポやKeyの変更もラクラク出来る
さらに、この画面からテンポも変更出来ます。
自分にはキーが合わないなと感じた場合も大丈夫!!
こちらの画面からKeyの変更も可能です。
カラオケアプリ等でも出来るんですが、
こちらはテンポがBPMで表示されていたり、Keyがアルファベット表記になっていたりで、
実用的なものになっています。
曲のジャンルまで
さらにさらに!!
画面下部に表示されているジャンルの所をクリックすると、伴奏してくれるジャンルを変更出来ちゃいます!!
ジャズやらラテン、ファンクだったり。
ベーシックなジャンルは全部網羅しているんじゃないかなと思います。
アドリブ練習のお供に
ここで既にお気づきの方もいると思いますが、
楽器の演奏の練習なんかにも使えてしまうんです。
楽器を弾く方は、曲を聞いた事がなくて、いきなり楽譜だけで伴奏をする事も頻繁にあると思います。
その為の練習ってなかなか難しくて、同じ曲ばっかり練習してると結局覚えてしまうので、結局初見の練習にならないなぁって事が僕自身もよくあったんです。
このアプリを使えば、ある程度なれた時点で曲をかえたり、Keyや伴奏のジャンルをかえることでいつでも初見演奏のような緊張感のなかで練習が出来ます。
実はこのアプリ、練習だけじゃなく、実際のセッションの場でも良く使われています。
楽譜が用意されてなくても、演奏したい曲がコード進行が記載されているので、あとはテンポとジャンルを決めてセッションスタートするだけです。
これだけの機能なので有料のアプリではあるのですが、何よりいいのは収録曲の豊富さ。
フォーラムという項目から、ジャンル毎、アーティスト毎に伴奏がダウンロード出来てしまいます。
このダウンロードは無料で出来るので、無限に拡張していけるという優れものです。
個人がi Real Pro上に随時アップしているものなので、新しい曲もどんどん更新されています。
J-popと言うよりは、海外の曲が多いので、日本と海外のコード感の違いを勉強するにも持ってこいの教材になるかと思います。
さて、ここまでの手順を追って、
コード、楽器編成、テンポ、ジャンルが決まったら、
あとは前回紹介した通りに、
片方のスマホでこの伴奏を再生。
もう1つのスマホで作曲をしていく事をしていくわけです。
このように色々な作曲方法があるので自分に合う作曲方法を見つけていただければいいなと思います。