今回も教材についての考え方をお話します。
最近の教材の動向は、ネットの広がりとともに変わってきたのではないか?
と感じています。
それに拍車をかけての今年のコロナ騒動です。いろんな意味で淘汰されていくのでしょう。
さて、今回の記事をお読みいただくにあたって、前回の記事を御覧になった方がより理解が深まりますので、どうぞ前回の記事をご覧になってください。
ボイトレ教材 これからどうなる?
前回、
あなたの要求に応じた新鮮さと教材の機能性
のお話をしました。今回はここを深堀りしていきましょう。
ここで、前回お伝えしきれなかったことを今回お伝えしましょう。
それは、
教材はあなたの成長に合わせてバージョンアップしてゆくものでなければならない
ということなのです。すると、やり方を示している教材は、もう教材とは呼べなくなってしまうのかもしれません。過去にはやり方=教材でよかったのでしょう。
この通りにやっていれば、あなたもきっと上達できますよ。
僕はある分野でこの言葉を聞いてどれ程ウンザリしたことでしょう。その通りやったところで、上達はできたでしょうか?僕の場合をお話しましょう。言われたことを言われたままやって、うまくいかなかったのはWEBマーケティングだけでしたw 今後はわかりませんが・・・。
このように、言われたようにやってもできなかった人はどうするのでしょう?8割近くの方が出来ていないのではないでしょうか?(パレートの法則:80:20の法則からきています)
教材はやり方を記したノウハウ集に非ず!
例えば、
リップロールを[ドレミファソファミレド~×30秒]➡半音ずつ上がる
といったメニューが教材に上がってたとしましょうか。
ここで次の幾つかの問いが来るわけです。
- その教材にあるメニューを続けてやった方がよい
- その教材にあるメニューの一部をアレンジしてやった方がよい
- その教材にあるメニューをやめて別のメニューにした方がよい
- その他
あなたはできなかったときに何番を選びますか?そもそもメニューを自主練でやれていますか?もしやってみて上手く出来なかった場合、そのやってみては、1回だけですか?1万回続けてみましたか?別メニューに帰る場合はあなた自身で判断できますか?それともボイトレに通っているあなたの場合、先生に相談しますか?
ボイトレそのものや歌い方の「正しいやり方」を説いたコンテンツは、どんどんYouTubeに出回っています。どこかの記事でも触れましたが、リップロールやミックスボイスなどは、アプローチの仕方は違えど、どれを観ても同じことを言っているのです。
今の時代「正しいやり方」はどのトレーナーが語っても同じです。でもそのアプローチは千差万別ですし、「正しさ」は受ける人の数ほどあるのです。
ボイトレ教材は、「歌が上手くなるために正しいやり方を説明した情報」ではないのです。
ボイストレーニングでの個人レッスンの形態は、先生と生徒さんの関係性を・・・・
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