レッスンをしていて、もったいないなあ・・・と感じることがあります。
例えば生徒さんに、「次のレッスンまでにこれをやってきてね!」
と、課題を出すときがあります。
自分の出す課題は、大きく分けて3つのタイプがあります。
- 本人が歌や表現でアウトプットしやすいように頭の中で準備をする課題
- アウトプットしやすいように体に覚え込ませておく練習
(ボイトレのメニューそのもの)- 歌を練習するといったアウトプットそのものについての課題
ところが、何かの理由で課題をやってこない生徒さんの場合、勿体無いなあと感じるわけです。
どんな点で勿体無いのか?挙げていきましょう。
やったら誰にでも出来る けど、わずかの人にしか出来ていないアプローチがある♪
そうなんです。
やってみれば、誰にでも出来る。けど、わずかの人にしか出来ていないこと。
それは、
もう1回余分にやってみよう!
ということです。その時に気をつけることは、
- 私は、趣味で楽しむ程度だから、難しそうな練習はしない。
- プロ指向じゃあないからレベルの高いメニューはやらない。
上のように思わないことです。
また、やって失敗したとしても、やってみて分からなくなっても、具体的に担当トレーナーに質問できるじゃあないですか。
やってみたんですけど、こういったやりかたでよかったんでしょうか?って。
今よりも一歩上のランク、レベルに行くことが出来れば、ラクに歌えることだってたくさんあるんです。
ボイトレの勉強は一気に出来るが、経験には時間がかかる
これ、あざみ野スタッフ(トレーナー)が話していたことです。
彼は持論として、次のようなことを言っていました。
勉強は一気に出来るが、経験は時間がかかる
ナルホド!うなずける!賛成!
と感じて「メモを取っていい?」と話が盛り上がりました。
経験するためにはまず体感しないとならない。その体感ですら、時間がかかる場合があるんです。習得に時間がかかることを恥だと感じてしまうと、もうその時点で終わりです。
体感から習得、そして経験値
としてゆくためには、やっぱり
もう1回余分に
この考え方が必要になるでしょう。ノーベル賞だってメダルだって、この考え方で研究したり練習したりしなければ、獲得できなかったでしょう。
もう1回の度合い
多くの人は【体感→習得】レベルで満足してしまいます。
1回でも体感出来ればもう習得できたと思い込んでしまうのも事実です。
ここで、見方を変えてみて
体感→習得→経験という流れを
☑【体感⇔習得】→経験
☑ 体感→【習得⇔経験】とするとどうでしょうか?
【A⇔B】は、繰り返し反復するといった意味で使っています。
繊細な音の変化、例えば音程や音色を聴き分けること。そして歌い方やフレーズの処理の仕方、ボーカルテクニックなどを使いこなそうと思えば思うほど、どうしても自分を高めてゆく作業が必要となります。
もう1回の度合い、それは、自分自身が決めてゆくしかありません。
▼ボイトレをやっている4割程度の人しか知らないこと
https://www.onevibes.com/schoolsagasu-ukekatatatsujin/4wariteido-strategy/
レッスンでは、ヒントとして条件を増やしていくメニューを取り入れてやっています。