最近(2017年後半)では、習い方、学び方、アプローチや方法について書かれてある記事が思いのほか多い事に気がつきました。
今回お伝えするのは、
およそ、全ての習いごとに
当てはまるんじゃないだろうか?
感じたことを記してみました。
あなた自身が自分の学び方、ストラテジーがしっかりと出来ていれば、歌、楽器習得、作詞作曲、資格試験合格など、全てにおいて当てはまる事です。
▼ストラテジー(方略)についてはこちら
でも、最近は分からない人たちが多いんですね。
よく言われているように情報過多の時代。
まぁ、ググれば回答らしきことが出てきます。
しかし、それは本当にあなたが求めていた回答でしょうか?
また、幾つかある選択肢から選びだせない人も多くなっていますね。
直ぐに選び出せることと選び出せないことがあるに決まっています。
でもです。
何でもかんでもスピードが大事だとか、
早く選ばないとならない
などという意見に振り回されてしまい
本当に自分自身にとって価値ある情報なのか?
コンテンツなのか?
判断できなくなっているのではないでしょうか?
しっかりと、見つけるためのヒントとして、参考にして頂ければありがたいなあ。
というわけで、
伸び悩み解決のための新たなサイクルの作り方3つです。
自らの学習・習得法が分からない人たち♪
過去に、俳優養成所、劇団、専門学校、地域の教室、専門学校、ミュージックスクールなど、いろいろなところでボイストレーニングをさせて頂いた経験から感じることがあります。
それは、
自分自身の学び方がしっかり分かっていれば、
何を学んだって、演奏したって習得は出来る!
ということです。
そのために
- 生徒さんが自分自身と向き合う環境を作る。
- 生徒さんが能力を引き出すためのサポートを行う。
このふたつのバランスを取らなければならないということ。
特に、1_をしっかりとやっているかどうかです。
当然ですが、現在、そしてリーマンショック時期の2008年頃、また2000年の頃とは状況も違います。
しかし、根底に流れている物事、人が何かを学ぶ、習う、上達したいという姿勢。
いつの時代でもこの1_の考え方次第で求める結果が大きく違ってくると感じています。
生徒さんが自分自身と向き合う環境をつくる
まず、前提であり、土台です。
これをしっかり持っていないと、どこのスクールでやっても効果は期待できません。
どこのスクールでも2_はしっかりと行っているように感じます。
それこそ、しくみだ、カリキュラムだ、オーディションだと
独自の方法を打ち立てて行っています。
しかし、1_に関しては、スクール側は生徒さん任せ。
生徒さん側は、全く行っていないし、気づいてもいない。
おざなり、そしてなおざりにしている現状があるわけです。
自分自身と向き合う環境とは?
それは、生徒さんが日頃のレッスンの中で経験をしたくなる気持ち、試したくなる気持ちが素直に出てくるかどうかです。
この環境はあなた自身が作っていくしかありません。
つまり主体は生徒さんで(当たり前ですよね)、担当トレーナーはそのお膳立てをするわけです。
向き合うのは生徒さん自身(自分自身)、
向き合うまで添いながら様子を見るのが私たちトレーナー。
向き合っている期間が短いか長いかは生徒さんの気持ち次第です。
当然、向かい合いながらこなしていける器用な生徒さんもいます。
それはそれで、どんどんチャンスを与えてあげればよいことでしょう。
生徒さんは、しくみによって上達するんじゃない。
その生徒さんに寄り添って、しくみを使い分けられる。講師やスタッフのサポートによって上達できる環境が整う。そして大切なこと。
生徒さん自身のモチベーションは、講師が与えてあげるのではなく、
生徒さん自身が気づく主体性です。
なので、
なんてことは絶対にあり得ないわけです。
▼動機づけ、モチベーションについて
この共通言語が出来て、はじめて2_とうまく絡めるわけです。
生徒さんが能力を引き出すためのサポートを行う。
これはトレーナー側が積極的に生徒さんに対して行なうことです。
例えばスクールで主催するライブや発表会の場合、
未経験のあなたに対して
など、勧めることは勧めます。
ただですね~、
その結果、生徒さん側の満足、生徒さん自身の向上した結果ではなく、
担当トレーナー側の自己満足に終わる危険性が潜んでいる事も否定できません。
形式やしくみの押しつけで進めることじゃあない。
ここに配慮が出来るかどうかがとても大事になります。
バラす、並べる、固める
私事ですが
僕は20代の頃、印刷・写真製版、グラフィックデザインの仕事をしていました。
ちょうど、マックが出てくる頃と被っている時期まで、その仕事をやりながら音楽をやっていたんです。(その時期の話はまたの機会にしましょう)
パンフやチラシの作成で、レイアウトに悩んでいる時、先輩デザイナーから教えてもらったこと、それが、
- バラす
- 並べる
- 固める だったのです。
分からなかったらまずバラしてみる。
小さい頃よくやりましたが、なんでも分解してみるといった「アレ」です。
男の子に多いのかな?(笑)
それで、次に並べてみる。
並べながらカテゴリーにまとめる。
そして固める。固めるとは、並べたカテゴリーを塊(チャンク)にする。
これは、歌う事、特にフレーズの処理の仕方やオリジナル曲をつくった時に、メロディと詞とのバランスをどのようにとっていくのか?
これと同じですね。
別の例で話しましょうか。
来年、就職を控えた学生さんのあなた。
まず、自分の性格、強み、声と向き合う時間を作りましょう。
ESを書く時にまとめやすくなります。
次に自己PRを書いていきます。
これは、文章でも構いませんし、マトリクスの中に箇条書きで当てはめてもらっても構いません。スマホのアプリに入力するでも大丈夫です。
こんなことにならないためにも、
まとめやすくするには、大きめの付箋に書くとよいでしょう。
おススメなのが、ATT(アンビシャス・ターゲット・ツリー)です。
僕が今年知ったのがATTでした。
考える大人になるためのTOCfE ~その日から使える考えるためのツール~
アンビシャス・ターゲット・ツリーの画像
これは正に、バラす、並べる、固める!
を問題・課題解決として行っているツールではないか‼
殆ど同じですよね!
フィーリング、タイミング、ハプニング
勘違いされた方もいらっしゃるかもしれません。
いいえっ、合コンではありません!
でもです。
これ、音楽には、そのまま当てはまるんですね。
最近もこんな記事を挙げています。
復習のつもりでご覧ください。
フィーリングとタイミングは、
急に、突発的に
今だっ!!!
と感じられる事が大切です。
レッスンの時に担当トレーナーが
などと言わなくても、
と、
ピン!
と感じたら、迷わずやってみましょう。
タイミングとハプニングは、あなたが受け取り上手かどうか?
にかかってきます。
逆に受け取り下手は、聴くことが下手です。
この受け取り下手が、タイミングを逃していることも多々あるのではないかと考えています。
僕は自分自身こう感じています。
せめて音楽でのタイミングくらいは、かっこよく決めたいよね♪
ハプニングに関しては、悪いイメージではなく
良いイメージのハプニングのことを言っています。
まとめ
ここで、
伸び悩み解決のための新たなサイクルの作り方3つ
をもう一度挙げましょう。
✔ 自分自身と向き合う環境をつくる
✔ バラす、並べる、固める
✔ フィーリング、タイミング、ハプニング
不器用で、人が1週間で習得できることを1カ月かかる僕が言うのです。
それでいいんです。じっくりできますし、まずやってみましょう。
気づきもたくさん得られます。
問題なのは、
- それすらに気づいていない
- 気づこうとしない
- 過去の習得にトラウマがある
など、真正面から向かい合っていないことの方が大問題なのです。
お願いだから、そこのところに気づいてくださいっ<m(_ _)m>
そこで頑なに目をそむけていると・・・、
☑これまで音楽で養ってきた感覚がマヒしてしまいます。
☑これから音楽で養いたい感覚がマヒしてしまいます。
☑あなたが持っている感性を活かしきれないままになってしまいます。
☑不適切な行動をとってしまうこともあります。
そうなんです。不適切な行動の相手役は、
周りの仲間でも担当トレーナーではなく、自分自身であるということに気づいてくださいね。