前回は、ボイトレスクールや教室を選ぶ前に(第1回)として、抑えておきたい6つのポイントなどを書いてみました。
今回は、1.ボイトレを始めるきっかけ、動機です。
1.ボイトレを始めるきっかけ、動機
まず、皆さんの心の中にある3つの欲望と素直に対話してみる事です。「ボイトレをやってみよう」といった行動への刺激,動機は何でしょう? それは・・・
☑ ボイトレ達成欲(具体的な効果を得たい欲)
☑ ボイトレお悩み欲(実は、逃げていたい欲)
☑ ただ何となく欲(漠然とどうにかしたい欲)
☑ ボイトレ達成欲(具体的な効果、成果、結果を得たい欲)
高い声を出したい。声量をアップしたい。リズムをよくしたい。ビブラートをきれいにかけたい。喉が痛くならない発声をしたいなど。
▼効果、成果、結果の違いって?こちらのページを参考にしてください。
☑ ボイトレお悩み欲(実は、逃げていたい欲)
音程がとれない。リズム感が悪い。
苦手なのは分かっているんだけど、一歩が踏み出せない
やらなきゃならないのは分かるけれど、大変そうだから後回しでいい。
やらなくていいのなら逃げたいけれど、そうもいかない。
☑ ただ何となく欲(漠然とどうにかしたい欲)
歌をうまく歌いたい。ただ、何となく・・・うまくなりたい。
「うまいって何?」と尋ねられても、それも漠然としていて分からない。とりあえずうまくなりたい。うまくなれたらいいな。といった感じかな。
「欲の見方」で感じ方、考え方が異なる
ボイトレ達成欲(具体的な効果を得たい欲)の場合、前向きな言葉(~なった/出来た)が使われるのに対して、ボイトレお悩み欲(ボイトレから逃げたい欲)の場合は、否定的に「~ない」といった言葉が使われています。
高い声が出せるようになった!
高い声が出ないので出したい・・・
身体を動かしながら歌うことが、気持ち良く出来た!
リズムが取れないのでリズム感を養いたい・・・
難しいメロディが歌えるようになった!
自分は音痴かもしれないので、ボイトレで治したい・・・
明瞭なでよい声だと言われるようになった!
聞き取り難い声で相手に届かない・・・
これ、実は表裏一体なんです。
これら3つの欲の中でひとつでも達成できた!向き合えた!良くなってきた!
と体感できるようになれば良いわけですね。ひとつ出てくるのか?2つ以上出てくるのかはその人次第です。
この辺りの内容は、上達ガイドのページも参考にしていただけると分かってくる、理解出来る、見えてくる、納得する、腑に落ちる(笑)かもしれません。
▼どうする?スクール選び 上達ガイドのページは、今後アップします。
動機は何でも良いのです。どんな動機でも良いので一度、向かい合ってみることが大切です。
次回は、ポイント2.ボイトレスクールの環境 についてです。