何だか、
!?
となっているタイトルですねえ。
今回は
レッスンの受け方や教則本の使い方には2つのパターンとなる考え方がある
ということなんです。
受け方に関しては、このサイトでもカテゴリーぺージを設けていろんな記事をアップしました。
ボイトレの受け方と数学の等式には、関係があったんです!
これら2つのパターンと数学の等式とは、どんな関係があるんでしょうか?
ボイトレの受け方と数学の等式の意外な関係♪
実は数学の等式には、2つのパターンがあり、それらをあなたの習い方に当てはめてみると、
どちらかのパターンにハマっているのか?
陥りやすい点はどこか?
といったことが分かってくるんです。
その前に、まず音楽とは文系寄りなのか?理系寄りなのか?
僕の考え方を示します。
そして音楽におけるそれぞれの分野がどうなのかを書き記した後で、
数学の復習(笑)をしましょう。
習い方を数学の等式で証明?した後で、あなたがどちらのパターン寄りなのかをお伝えします。
こんな考え方もあるんだ!とヒントとしてとらえてください。
音楽は理系寄り?文系寄り?
結論、
✔ 音楽は理系でもあり、文系でもある
といえます。
さらに言うと、その人に応じて文系の方に振れるか、理系の方に振れるかが決まってきます。
余談ですが、高校2年生の時、僕は数学や物理は苦手な方でした。(というより物理で赤点取ったことがありました)
その科目がいやになる前に科目担当の先生が嫌いになりましたね。
でも、どうしても嫌いになれなかった事情がありまして・・・
生徒会、応援団、などなど
自分が高校時代に関わってきた活動の中で、大変お世話になった顧問の先生が理系の先生だったわけですよww
高校卒業後は、嫌いと言いながらも画像工学系(印刷技術)の方面に進み勉強。(それしかなかった)
物理化学、数学、必須です。
まあこの時期に、だんだんと物理が好きになったのを覚えています。
特に波動と電気関係の単元が難しいと感じながらも面白かったなあ。
不思議な感覚でした。
そうなんです。音楽関連の仕事、トレーナーとして仕事をやる前は、写真製版、版下、グラフィックデザイン業に携わっていました。
理系というだけで、人によっては苦手意識が出てくる場合もありますよね。
でもね、今では
と思います。
僕は理系のモノの考え方は好きです。
ある意味ロマンチックともとれる文系のモノの考え方も同意できるところがありますね。
そのように感じていますね。
それで、
音楽のそれぞれの分野ではどちら寄りなのかを見ていくことにします。
ボイストレーニング、歌の場合では?
歌詞を考えながら歌う場合は、文系寄り。
身体の使い方や発声の場合は、理系寄り(体育学、生理学)。
発音(特に調音音声学の場合)では文系と理系のブレンドだと考えてます。
イメージしながら発声する場合も、どちらもかな。
言語聴覚士の方は、どちらの分野も勉強しないとならないでしょう。
そう考えると、出た音を確かめたり、耳の訓練をする場合(聴覚音声学)は理系寄り。
楽器を習う場合は?
楽器の構造を知る場合は理系寄り。
やり出すと、誰もがほしいと感じるエフェクターやアンプも理系寄り。
マイクもそうですね。
ここは物理の電子、電気工学の活躍どころです。
続けて習い方です。
腕の振り方、ひじの使い方、吹き方など、生体の機能とそのメカニズムを探る生理学は理系。
アレクサンダーテクニークとして、心や身体の不必要な緊張に気づき、緩めることで、ラクに演奏できるということも、理系寄りですね。
作詞や作曲、レコーディングなどの制作・製作の場合
音響音声学と直接かかわってくる分野ですね。なので理系。
リージョン波形や音のスペクトルとか、複雑な周期を持っているデータ(音)を三角関数に分解できるのがフーリエ級数展開。完全に数学、物理です(笑)
また作曲する場合、コード進行を学ぶと、その理路整然さやセオリーに美しさを感じる方もいるかもしれません。
メロディとコード、リズムとコードの関係など、順列や組み合わせなど数学の考え方もしますので、これは理系。
でも、詞を書くということになると完全に文系。
ポエム(詩)か歌の詞か?作詞のテクニックをどう使うのか?などは文系です。
ボイストレーニング、話し言葉や朗読の場合は?
やはり文系の分野が多いと感じています。
滑舌、発音練習などは、文系と理系のブレンドです。(調音音声学の分野)
言語学にも関わる内容の場合は、文系です。
ただし、言語学の中で形態論という分野があります。
それ自体で意味を担っている一番小さな単位の形態素を学んでいる時、または音の変化を伴う異形態を知った時、
と先生がお話されていたことを思い出しました。
この辺りは理系っぽくて何とも言えない良い心地がします。
等式には2つの意味がある
さて、ここで数学の話に戻りましょう。
数学で出てくるのが、式。
そして、左側の式と右側の式を=(イコール 等しいという意味)で結んだ式のことを等式といいますよね。
それで、等式には2つの意味があるわけです。
2つの意味というのは、2つの種類があると言い換えても構いません。
等式の2つの種類とは、方程式と恒等式です。
方程式の例
- 式① 3x+2=11
- 式② (x-4)² -11 = 0
式①は一次方程式、式④は二次方程式ですね。
ちなみに、解(等号が成り立つxの値)は式①はx=3、式②x = 4±√11です。
これら方程式は、ある特別な値の時だけ成り立ちます。
つまり、歌が上手くなりたいという願いをxにして、条件に当てはめていくと答えが出るわけです。
この場合の条件とは、
このメニューをやればこうなる筈だ
とか
この課題曲には、このメニューが当てはまる
といった感じです。
仮に、左辺と右辺の式が次のようになっていて、それぞれ別の課題曲としましょう。
- 式③ 4x-2 =2x+1
左辺の課題曲の場合、歌っていときに滑舌がよくない。
右辺の課題曲場合は、ピッチが甘くなる。
としましょう。
共通している解xは、実はリズムだった。
なんていう解釈の仕方もできるわけです。
恒等式の例
次に恒等式の例です。
- 式④ (x−y)2+4xy=(x+y)2
- 式⑤ sin x2+cos x2=1
これらの等式は、式中の文字(変数)にどんな値を入れても成り立ちます。
項等式は、数学の問題を解く道具となっています。
結構多くの恒等式があり、これを公式といっていますね。
これをボイトレや楽器習得に当てはめてみると、
初心者、中級者に関わらず、幅広いターゲットに対してもこのメニュー(恒等式)に当てはめれば、誰もが上手くなる。
こんな解釈です。
または、スパイラルの考え方をしているあなたの場合です。
例えば、代入する数字が2なら初心者レベル、5なら中級者レベルという考え方もできます。
別の考え方をしてみましょう。
式④で考えてみます。
左辺では、xとyの項目をいったんバラしてみて、見方を変えてみる。そして並べ方や固め方を再構築してみる。
右辺では、xとyの項目を固めて、これでもかと一気にやってしまおうといった考え方。
なんていう事を勝手に考えています。
▼バラす、並べる、固めるについてのコラム記事はこちらから。
まとめ 方程式型と恒等式型を使い分けよう
特に習い始めて、半年から1年、1年半くらい経ったあなたが対象です。
といった方は、申し訳ないんですが論外です。
半年~3年の間では、面白さ楽しさなんて分かるはずないんです。
最低、石の上にも3年でしょう。