声が良くなるためには、どのくらいの期間が必要なのでしょうか?
これは言い換えると、
ボイトレを習い始めてから、どの位の期間レッスンに通えば良い声になりますか?
という意味と同じと考えることができます。
ここでは、歌が上手いというのと良い声という意味を分けて進めていきます。話している声が良くても、歌はあまり得意ではないという人や、歌うと上手いのに話している声が、もごもごしているといった発音や調音の問題もあるからです。
また、喉に障害のない方、感受性音痴、極端な運動性音痴の方も対象としないことにしました。普段の生活に差し障りがなく声の出せる方、歌える方を対象としています。
声は、短期間で良くなるのか?あなたはどのように考えますか?
あなたの声は短期間で良くなるのか?♪
まず、短期間とはどのくらいの期間でしょうか?
これはその人それぞれの学習観やビリーフがありますので、ひと言で「コレっ」と決めることは出来ません。
1ヶ月という人もいますし、3ヶ月という人も・・・。
と応えておきましょう。
良くなるためのきっかけは見つかるでしょう。だとしても、3ヶ月で良くなるためには相当の覚悟と、意志が必要になってくるでしょう。
短期で良くしたいのなら結果にコミット?
もし、どうしても短期で良くしたいと考えているのなら、次の3つを考えてみましょう。
- いろんなスクールでの体験レッスン
- 担当トレーナーの言われたとおりにやってみる
- 結果にコミットすることと向き合う
1.いろんなスクールでの体験レッスン
当教室の体験レッスンに来られる方の中で、いろんなスクールでの体験レッスンを経て来られる方がいらっしゃいます。お話を伺ってみると、「必要迫られて自分にとって本当に良いスクールを見つけたい」という方と、興味本位で受けに来られる方、大きく二つに分けられます。
どちらのタイプの方も短期を望まれています。興味ということから考えると、ボイトレにドンドン興味を持ってほしいです。しかし、中期的に物事を考えて臨んでくださいと伝えて納得していただける方は、圧倒的に必要に迫られている人でした。
2.担当トレーナーの言われたとおりにやってみる
これは「短期間で声が良くなる」というよりも、効果や成果となって現れやすいのです。
ボイトレとは違う例ですが、1度不合格だった日本語教育能力検定試験を再度受験する時に、受験対策の先生の言われたとおりにやってみました。
実戦問題集の解答解説の冊子で指針となる部分に目を通し、購入した方が良い教科書、ハンドブック、まとめ方など、とにかくその通りにやってみました。
変に自分のストラテジーに固執することなく、とにかく言われたとおりにやってみる。この方が、伸びが著しい場合だってあるのです。
ボイスに関することも、担当トレーナーの言われたとおりにやってみることです。生徒さんの伸びを思ってアドバイスを与えてくれるのです。そのメニューを行なって身体に違和感を感じたり、また別の提案があるならば、遠慮なくすればよいのです。
なぜそのように言い切れるのか?次の項目を見てみましょう。
3.結果にコミットすることと向き合う
どこか大手トレーニングジム、体質改善トレーニングの宣伝?
いえいえ。
ラ○ザップのように2~3ヶ月で変わることができるとすれば、いろんな意味で、相当激しいトレーニングメニューと、個人練習が待っているかもしれません。そして1ヶ月当たりのレッスン代がグン!と跳ねあげるかもしれません。
その分、リバウンドもあるといううわさを聞いていますが、リバウンドなんてしてたまるか!と思う。
・・・ということは、コミット(実際には、Commitment)するのは、どちらかというと教室、スクール側ではなく、体験レッスンを受けにきたお客さん、生徒さんの側にあるのではないでしょうか。
実際に別の業界で何億も売り上げている教育事業の社長は、言われています。
☞ 英語部-リンクページ 参照
良い声とは何か?を考えてみる
ここで一度立ち止まり、
良い声とは何だろう?
そう考えてみることが必要になります。
あなた自身で自分なりの尺度、物差しをイメージしてみましょう。それがあなたが感じている良い声ということになります。それと照らし合わせて達成までの距離を逆算するのです。その時「どのくらいの期間で」が出てくるのです。
▼良い声の解釈は立場によって違います
自分の声を「きいたこと」があれば分かります
あなた自身の声を作りだすエネルギーは、あなた自身です。
これまで見てきたように、
声は6ヶ月では変わらない!変わるきっかけは3ヶ月から6ヶ月の間にあったとしても、そこから変えていくのはあなた自身ということになります。
では、次のステップはどうするのか?
あなた自身の声を聞いて、聴いて、好きになることです。
あなた自身の現状の声を聞いて、聴いて確かめなければ良い声になりません!歌も上手くならないということに繋がります。
ところが、自分の声を嫌がる人たちが多いんです。自分の声を確認、把握すること、自分の声に対して主観的ではなく、客観的な視点から判断してほしいと願っています。
仮に短期間で上手くなることや声が変わることがあったとしても、客観的な視点から判断してほしいのです。
また、自分自身の癖に気づくかどうか?気づかないから「癖」とも言えるわけですね。たとえ気づいたとしても、自分の癖は自分で治せないことの方が多いのです。
何故治せないのかは、自覚したくないからです。つまり、自分自身の声が嫌いだからです。
声に対しての意識調査を行なっている団体があります。各スクールや教室も声に対しての意識やアンケートをとっていることでしょう。それらの調査では、日本人の約80%の人が「自分の声に対してよいイメージを持っていない。嫌いだ」と回答しているそうです。また、15%の人は「よくわからない」らしいんです!ナ、ナ、ナント!95%!悲しい・・・。
そのように回答した人の自己肯定感は著しく低いという結果だったそうです。
ボイストレーナーは、心理カウンセラーではありません。しかし、声に対しての意識、自分自身への向き合い方、在り方とか成り方は、声を課題にして二人三脚が必要になってくることは、疑う余地がありません!
更に詳しく知りたい方は、一度気軽に体験レッスンとして診断チェックを行なっております。歌う話す読む、全てのジャンルで行なっておりますので、お気軽にお申し込みください。
診断料(体験レッスン代)1,000円