日本人の傾向は「有名度=信頼度」となっているような気がします。有名度はブランド力と置き換えることもできるでしょう。
有名度=ブランド力=信頼度
現在はだんだんとそうでない場合も出てきていますがね。
さて、「有名度=ブランド力=信頼度」というと、ググったりタグったりして一番初めに出てきた検索結果がそうなのでしょうか?そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。室長はそうでないかもしれない方に意見が傾いています。
今回は、ググったりタグって得られるものについて書いていきます。
ググったりタグって得られるものは、結果ではない!
ググったりタグって得られるものは、結果ではありません。それは事実としての情報ということになります。あなたなりのコンテンツとして有効活用できるかどうかは、そこから先です。では、どのように調理すればよいのでしょうか?
【タグる、タブる】
10代~20代ではググるよりもタグることの方が主流になっているようです。さらに「タブる」というマーケティング用語も。
「ググる」は検索エンジンのGoogleで検索することから呼ばれていました。「タグる」は「ハッシュタグ(#)」と「手繰る(たぐる)」の意味合いが重ねられており、電通メディアイノベーションラボの天野彬氏によって提唱されました。
【引用:TOSHO DIGITAL-NEXT ACTION PLANNERより】Instagram動向調査を実施したところ、Z世代がハッシュタグ検索以上に利用している場所が見つかった。それが発見タブだ。発見タブとは、レコメンド機能が搭載されたInstagramの検索待機画面のこと。
【引用:みんなのライフハック@DIMEより】
結果を求める人と過程の段階で要求してくる人
ここでこんな話を挿入しましょう。以前、あざみ野教室のあるSoundStudio U-Beの店長とこんな話をしていました。
U-Beの店長:結果を求めてくるミュージシャンは、レコーディングの時、エンジニアを信頼してくれます。
室長:ナルホド。
U-Beの店長:反面、仮定の段階で要求をしてくる人もいます。
室長:あー、そういう人の場合、やりにくくないでしょうか?
例えば、
- レコーディングのミックスの段階で音の結果を求めてくるミュージシャン
- レコーディングのミックス時の過程で要求してくるミュージシャン
レコーディングだけではありません
- レッスンで課題曲を歌う前に、結果を求めてくる人
- レッスンで課題曲を歌う過程で「あーだこーだ」要求してくる人
この場合の「あーだこーだ」の要求は、よくよく吟味してみると「やらない理由」をあーだこーだと言って来る人と言い換えた方が分かりやすいでしょう。結果を求めている途中段階での質問等は、むしろ大歓迎なのです
さらに、
- ナレーションの最終結果を知ろうとするくるナレーター
- ナレーションの過程でチマチマと要求してくるナレーター
結果を求めてくる人は続ける意味を体で分かっていますし、成長できます。
伸びる生徒さんは自分の現段階をよく知っている
断片的に要求しても点が線に繋がらないと、効果、結果、成果は出ないのです。断片的に要求しても矛盾に気づかない場合もあるのです。気づかないとどうなりますか?
はい。挫折するわけです。
▼伸びる生徒さんはココで差をつける
ググるにしろ、タグるにしろ、タブるにしろ求めていることは「手軽に」です。でもそれは結果ではなく、途中段階の要求に近い場合があると考えています。
▼「手軽に」の意味ーながらボイトレで自分の声を育てよう
今の時代では、ググるよりもタグる。タグるよりもタブるに主流が傾いていると言われています。しかし、どんなにタグったりタブったりしたところで、それは過程段階の要求でしかなりません。ボイストレーニングも同じ。ググるボイトレ、タグるボイトレ、タブるボイトレはきっかけにすぎません。ちゃんとした効果を確かめながら、きちんとしたシラバスの元、しっかりとした結果、成果を手に入れましょう。
▼ボイストレーニングの効果、成果、結果