もう1か月以上も前ですが、
声を良くしたい時のアプローチ「8つの切り口」
ということで、総括的な内容としてお届けいたしました。
▼声を良くしたい時のアプローチ「8つの切り口」は、こちらを参考に
▼ボイストレーニングの基本項目-総括
今回は土台となる第一段階をお届けします。ボイストレーニングの「キソのキ」!土台となる3項目です。これら3つの項目は、家の中でもできます。そんなメニューを工夫して考えて少しずつご紹介していく予定です。
ボイトレの土台となるのは、身体、ブレス、そしてリズム♪
前回の表を流用し、今回扱う項目を表の中で抜粋で挙げておきます。
第一段階 ①.フォーム、身体作り ②.ブレス(呼吸法) ③.リズム
ステップ | 言語聴覚 | 音楽(歌う) | 発語発話(話す・読む) 6つの「り」+1 | |
ステップ2 | 呼吸器 | ③リズム | ②ブレス | ➋ゆったりとした息の流れ |
ステップ1 | 土台 | ①フォーム | ❶声をコントロールできる器( 身体) づくり |
フォーム、身体作り―①
身体が楽器、身体がメッセージメディアということで、この部分は外せません。すべてのパフォーマンスの土台にもなる項目です。
立ち方や座り方、動き方など声をコントロールできる器(身体)づくりのために自身の身体と対話をしていかないとなりません。健康志向の時代です。声を発する以外の分野でも重要になってきます。
ブレス(呼吸法)―➁
腹式呼吸が歌では大事だということは、ボイストレーニングを習っていないあなたもご存知でしょう。歌うこと以外でも腹式呼吸は大切だということもご存じだと思います。
ただ、腹式呼吸の大切さは、胸式呼吸の大切さを語ってこそなのです。
ワンバイブスでは、ウォーミングアップの時、胸式呼吸でその時の生徒さんの状態鵜を観ながら腹式呼吸へ移行していきます。
仕事が終わって急いで来られた方、お休みで1時間前に起きた方、体調の良い時や悪い時などで呼吸の状態が変わってくるはずです。
腹式ではなく、横隔膜呼吸という名前にしましょうとか名称を変えるトレーナーもいらっしゃいますね。
再定義化するにあたっては、あまり用語の名称にこだわり過ぎないようにしています。特に音楽の分野や音韻音声の分野では、同じ内容で異なった名称をつける場合が多々あるからです。
リズム―③
リズムの項目が何故土台としてあるかというと、ブレス(歌の息継ぎ)と切っても切れない関係にあるからです。
- 良い発声は良い呼吸から
- 良い呼吸は良いリズム感から
- 良いリズムを体験するためには良い姿勢、フォーム、身体作りから
ということなのです。
ケア、メンテナンスのボイストレーニングという項目
またこの部分の項目は、あなたの身体が楽器としてダイレクトに反映させる部分でもあります。そこで、ケアやメンテナンスのボイストレーニングといった分野にも直結する項目です。
ケア、メンテナンスのボイトレも大切でしょう。ワンバイブスではこの項目にも力を入れています。声の世界にも「予防」と「調整」が存在するんですよ。それらをワンバイブスならではのやり方でレッスンを進めていきます。
ケアやメンテナンスをワードにした記事 ←クリック。
次回の項目は、
- 発声、響き―④
- 音程―⑤
についてです。ありがとうございました。