今は、教則DVDや教則本を使わなくても「声に関する」トレーニングが出来る時代となりました。そのような中、本当にあなたに合ったメニューを選ぶことは可能なのでしょうか?
言い換えると、膨大な情報量と数の中から、何を選んでどのように使えばよいのでしょうか?そしてこれは生成AIにプロンプトを投げかければ出来ることなのでしょうか?
情報の渦からあなただけのボイトレメニューを選んで使う。その方法をお伝えしましょう。
ボイトレのメニューを情報洪水の中から厳選する
ところで、
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生成AIにプロンプトを投げかければ出来るのか?
についてです。
はい。出来ます。ただしこれはプロンプトエンジニアリングのことになります。つまり今回の内容とは異なりますので、別の機会に譲ることにしましょう。
さて、情報洪水の中からあなたに合ったボイトレのメニューを厳選するために重要なこと、それはポイントを2つに絞ることです。まずこれから取り掛かりましょう。
- メニューの選び方
- メニューの使い方
です。
ボイトレメニュー その選び方
第一にメニューの選び方です。ググったものを片っ端から観てゆく。このようなやり方は時間ばかりかかって効率的ではありません。YouTubeを1.〇~2倍速にしてつまみ食いをする。このような見方も間違いとは言いませんが時間がかかりすぎますよねw
だからといって、ChatGPTでプロンプトを与えても、しっかりとしたプロンプトでないと曖昧な応えが帰ってきてしまいます。文章の書き換え方法や、プロンプトに含めると伝わりやすくなる記号の使い方を学ばないとなりません。いわゆる プロンプトエンジニアリング のことですね。
ボイトレメニュー その使い方
つづいてメニューの使い方です。これには生徒さんの立場と、トレーナーの立場から語っていきましょう。
生徒さん側の見解
まず生徒さん側の立場です。
ボイトレメニューの使い方については、自分の気に入ってメニューだけを摘み食いするのはよくありません。仮に気に入ったメニューを幾つか選んだとしても
- 順番はどうするか?
- 調子(その日の体調)の良し悪しでメニューを変えるか?
- 調子の良し悪しに関係なくそのメニューをやりこなしてゆくか?
- メニューのデータを取るかどうか?
などを検討しなければなりません。その指南役としてトレーナーが存在するわけです。
●参考● 個人練、自主練、自己練習 について
トレーナー側の見解
次にトレーナー側の立場です。
例えば、あるカリスマトレーナーがボイトレ教材(DVD、またはVimeoをプラットフォームとする
動画教材)を出したとしましょう。だからといって、その教材が全員に効果のあるものでしょうか?言い換えると、有名なカリスマトレーナーのメニューをやったところで、全員が上手くなるでしょうか?
つまり、ひとつのメニュー、やり方にいろんなタイプの生徒さんを当てはめてゆくことよりも、適材適所に使い分けることの方が大切です。これを適性処遇交互作用といいます。これからますますボイトレのメニューは個性に応じてやり方を変えないとならないでしょう。
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教則DVDは要らない!
選び方と使い方をトレーナーと二人三脚で試してゆく。令和式はこれです!
あなた(生徒さん)に応じたメニューを選び、それらの使い方をトレーナーと一緒に構築してゆく。これがこれからのボイトレメニューの作り方だと考えています。
まず、寄り添う。次に合わせてゆく。また課題が変われば寄り添い方や合わせ方も変わってくるのは当然です。AIを使いながらでも、その試行錯誤の繰り返しによって伸びてゆく。そのように信じています。
なお、「寄り添う」「合わせてゆく」については、以前アップした記事も参考にしてください。
「添う」そして「合わせる」ということ
男性トレーナーQ4.そして体験レッスン。入会の決め手は何でしたか?
A.個人レッスンで*自分に合わせてメニューを組んでくれることとレッスンしてくれた先生が信用できそうだったこと、時間・場所ともに利便性が高かったこと、ですかね。
【補足】
なお、*自分に合わせてメニューを組んでくれるについて補足します。当教室では体験レッスン時、受講生の方に対しては「合わせる」という言葉を使いません。何故なら、まず体験レッスン受講生に「添う」ことをしなければ、「合わせる」ことも出来ないからです。言い換えると初対面で始めから合わせられますか?難しいでしょう。
つまり、「(寄り)添う」の過程をとおった後「合わせ」ないと、歌の設計図がメチャクチャになってしまうわけです。これは、私が代表室長になった頃から一貫してブレていない考え方なのです。
こんなわけで、10年近くの年月を経て姉さんとは「合ってきた」という感じでいます。
歌の設計図をつくりましょうラップ(rap) これからお話することは、音楽手法や歌唱法のそれです。プロソディ(韻律)を組み込み、リズミカルな演説やストリートの言葉としてメッセージを伝えます。そして、バックビートや伴奏など様々な方法で歌い、唱えられます。さらに、ラップの要素には、「内容」(何が言われているか)、「フロウ」(リズム...