ドレミファソラシドのことを改めて考えてみる

Koiwa2 ボイトレジム

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読み方にはいろいろありますが、やはりメロディをとるために行なう基礎の基礎は、

ドレミファソラシド です。

今回は、ドレミファソラシドについて、あまり音楽的ではない切り口と、音楽を土台とした仕組みからの切り口で?語っていきます。正誤ではなく、イメージや感覚を助けるためのひとつの提案として捉えてもらえれば、有り難いです。

耳コピする力となるイメージトレーニング♪

楽器の演奏者だけでなく、ボーカリストも耳コピ力(耳でコピーをする能力がないとメロディを早く覚えることが出来ません。

メインのメロディだけ覚えればよいのかというとそうでもなく、歌の中にコーラスがあった場合、コーラスパートも聴いておかないとなりません。

また、楽器、特にベースやドラムのフィル、サイドギターのカッティングは、意外と聞こえていないようで聞こえています。でも歌っている本人は自覚ナシ。

これには、カラオケのガイドメロを切って歌うことをお勧めします。ユニットやバンド活動を行っている人にとっては、バックの楽器を聴くことが当たり前のようでも、カラオケ愛好者にとってはここがネックとなっています。ガイドメロばかりに頼り過ぎないようにしましょう。

それでは、「耳コピする力」となるイメージトレーニングをやる場合、何に気をつけて、どうすればよいのか?

をお話していきましょう。

グラデーションや色は発声のイメージに活かせる♪

音の高さや低さをグラデーションや色に置き換えて練習することは、レッスンでもよくやっています。音程矯正(音程をよくする)のために、しっかりとしたメソッドとして行なっているスクールもあると聞いています。

 

低音域⇔中音域⇔高音域
黒   グレー   白
(グラデーションをイメージ)

といった色で表しています。色といってもハッキリ、分かれるのではなく、グラデーションです。ホイッスルヴォイスだ、頭声だ、ヘッドヴォイスだ!と用語で伝えるのと同時にイメージしやすいようにも配慮しています。

 

また、色相、明度、彩度のあるカラーチャートを利用してドレミファソラシドや音程の練習をする場合もあります。もともとグラフィックデザインや印刷業界で使われているものをボイトレのグッズにも使ってみようと考えました。その結果、

DICカラーチャート

生徒さん全員に試したわけではありませんが、やってみて面白い傾向が・・・。男女で描いている音のイメージが違っていたことです。ちょっと考えてみれば頷けることではありますが、面白い気づきでしたね。

低音域 高音域
女性 暖色系
オレンジ
ピンク
寒色系
ワインレッド
群青色
男性 グリーン
青緑
暖色系
金赤、オレンジ
  • 女性の場合、低音域は、温かみという意味で暖色系を選んだ人が全員。(6人/6人)
  • 男性の場合、高音域は、熱いシャウトのイメージがあるようで、暖色系です。(5人/6人)

ドレミファソラシドは音の役割を表す番地

続きまして、ドレミファソラシドの捉え方をお話しましょう。

室長には絶対音感がない。つまり、

 

「大体の音感」 しかありませ~んww

 

失礼しました。そもそも大体音感なんていう用語は、ありませ~~んwww

相対音感について話を戻しましょう。

歌うにしろハーモニカを演奏するにしろ、相対音感と「移動ド」でアプローチしないと分かりません。というよりもハーモニカ(ブルースハープ)の場合、「移動ド」で考えた方がずっとずっとラクなのです。

曲のキーの主音(I:トニック)を「ド」として、ここから始まるドレミファソラシドを組み立てる音階のことを移動ドといいます。「ド」が引っ越すわけです。

【キー(Key)】

調のこと。メロディーやコード(和音)が、ある音に関連付けられて構成されている音の組み立て。調には長調(メジャー)と短調(マイナー)しかない。

【一部引用サイト】スタジオラグへおこしやす

つまり、ドレミファソラシドには、

  • ド(Cの音)から始まったドレミファソラシド
  • ド♯(C♯)から始まったもの
  • レ(D)から始まったもの
  • ・・・・

とやっていくと、12通りの「ドレミファソラシド」があるわけです。

混乱してしまいますか?

ピアノの鍵盤を思い出してみてください。

kennbann

例えば、レ(D)から始まったものをドレミファソラシドと聞こえるのに

レ ミ ファ♯ ソ  ラ  シ ド♯ レ
ド レ   ミ   ファ ソ ラ  シ   ド

黒のボールド体では、音の高さを鍵盤の位置で呼んでいます。このように言い表すよりも、ピンクのゴシック体の方が、当然言い慣れているでしょう。

diatonic_major

出典:ワンバイブス制作コース レッスンテキスト/著作:織沢てつろう

 

上の図をご覧ください。

ドレミファソラシドの仕組みとは、鍵盤の位置ではなく、音の並び方なのです。

音と音の隔たりは

全全全全全

で成り立っているということです。

西洋音階ではこのように並んでいますので、これを知っておくとどの音から始まっても

全全全全全

で並んでいれば、ドレミファソラシドになるわけです。

これをダイアトニックスケールの中のメジャースケールと呼ぶわけです。

言い換えると、どの音からスタートしてもドレミファソラシドに聞こえるようにするためには、

全全全全全

つまり音の高さで呼ぶのではなく、どこを主音(トニック)にするのかで

「ド」と呼ぶわけです。

さらに別の言い方だと、図にもあるように、任意の音から全全全全全と組み立てた音階がドレミファソラシドなのです。この方が音の役割と仕組みを理解しやすい・・・。

ドレミファソラシドが分かれば、作曲できる

コードの知識は後付けでも大丈夫です。

コードから作る作曲法もありますが、モチーフとなるフレーズからメロディを作るモチーフ作曲法、あとは、言葉のプロソディ(韻律)を参考にしながら詞から出来る詞先作曲法もあります。

このサイトにオリジナル曲を制作するための分かりやすい記事がありますので、参考にしてください。

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