今回の記事は、ワンバイブスの女性トレーナーにお願いしました。
女性ならではの視点から、そして女性の皆さんにとって向かい合わなければならないことを書いていただきました。これは、男性も理解を示さないとならないことなのです。
女性を知る!?
皆さん、こんにちは!さて、いきなりこんなタイトルがついていると、
「えっ?ボイトレなのに女性を知る!???」
頭に?マークがついている方も多いかと思いますが、今回の内容は、『女性の身体と声の関係性』です。
女性の皆さんは、このコラムを読んで自分の身体と声の関係性を知る第一歩にして頂けたらと思います。
男性の皆さんにとっては、女性の身体や声についてわからないことも多いかと思いますが、是非最後までお付き合い下さい!
生理と声の関係♪
女性にとって月1回やってくる生理・・憂鬱になったり、腹痛、頭痛、倦怠感があったりと色々つらいですよね・・。
実は、生理は声にも影響があることをご存知ですか?
生理になると声はどうなる?
生理時は、声帯やその周辺に充血と浮腫(炎症をおこし腫れること)が起こり、その為に声帯の振動も悪くなります。更に共鳴器官の充血や浮腫も加わって、声は重く、低めで、ややしわがれた声になることが多いようです。声帯は充血しているだけでなく、出血する場合もあるほど・・。一般的には、生理前から生理2~3日目が悪く、その後は少しずつ良くなっていくと言われています。
私の経験からも、その期間は全体的に声が重く、歌えば歌うほど声帯が充血し、軽やかな高音が出しづらいと感じています。
この期間の注意点は?
『とにかく無理をしないこと!』
大きな声を上げたり、無理な発声をしないよう心がけること。
話す時も歌う時も同様です!
でも、そういう時に限ってレッスンやライブが重なる場合がありますよね・・。
その期間にレッスンがある場合は、
- 担当講師に伝え、無理をしないようにして下さい。
- 男性講師であっても恥ずかしがらず、遠慮なく伝えましょう!
ちなみに、ワンバイブスの講師陣は、男性であっても理解がありますよ~(笑)
また、ライブ本番がある場合は、
- リハは軽めに調整し、
- あくまでも本番で一番良い声を出せるようにしましょう♪
私自身もこの期間と本番が重なった場合は、ストレッチや発声の段階から気をつけています。倦怠感のある身体をゆっくり起こす感覚でストレッチをしながらハミングを始め、普段よりもより一層、息の流れや当て方、身体の使い方等に気をつけ、軽めに発声します。またリハ中も抑えめに歌い、本番に備えます。
さいごに
皆さん、いかがだったでしょうか?
コラムを書くにあたって、折角ならば男性講師には書けないような内容を是非書きたいと思い、今回のテーマを取り上げました。
今後の生活で、ふと思い出し、参考にして頂けたら幸いです♪