ストレッチとフォームづくり♪
まずやらなければならないことはふたつ。それは、
ストレッチとフォームづくりです。
順番からいうと、ストレッチを行ってからフォームづくりをするんです。
フォームづくりって何?
フォームは型と訳されますね。ただ形から入っていくとその形をキープしようと懸命になって、逆によくない結果を招いてしまう恐れがあります。
よく正しい姿勢というと、型から入っていく場合があります。もしあなたが、型から入っていっても正しい姿勢ができるのでならばそれでもよいでしょう。しかし、初心者のほとんどの人は型から入ると上半身や膝をカチカチに固めてしまうわけです。
なのでまず、リラックスした状態を体感しましょう。
そして、フォームを考えるときに必ず出てくるのがストレッチです。身体の歪みを正すためのストレッチは大切ですね。だから
- ストレッチを行って動きやすい状態を作る
- そのリラックスした状態からフォームを作っていきましょう。
一生懸命練習しているあなたがいつもライブ前に緊張してしまう、気持ちよく歌えないのは、
「十分なストレッチをして、身体に緊張を解いてもいいよ。安全確認したから存分に歌ってもてもいいよ。」というプロセスをすっ飛ばしていることも理由かもしれませんね。
フォームづくりとストレッチはとても関係が深いのです。もし正しいフォームがひとつだけだったらみんなそのフォームで歌うはずです。プロアマ問わず、いろんなボーカリストを見ても歌が上手い人、歌に味がある人たちは、みんな全て同じフォームで歌っているなんてありえないですよね。これは、スポーツのアスリートと比較してみれば分かることでしょう。
だから、ストレッチを行って動きやすい状態を作る。そのリラックスした状態からフォームを作っていくとよいでしょう。
ストレッチを行う意義は?
ストレッチを行う目的とは何でしょう?それは、自分の身体の状態に気づけるかどうかなんです。
体調が悪い時、風邪をひきそうな時、何となく分かりますよね。
寒気がする 鼻水が止まらない お腹が痛い 喉が痛い ・・・・・などなど
これは全てあなたの身体の状態に、自分自身で気づいているということです。歌う前、話す前に簡単なストレッチをしてくださいね。ストレッチをしながら、「自分のイメージするフォーム、姿勢とのズレ」を確かめてみるのです。
これも簡単なことです。例えば、前屈をして手のひらで足首を持ちたいけれどふくらはぎ(膨ら脛)までしか曲げられなかったとしましょう。
あとどのくらい曲げたらいいのか?
これ以上曲げるとどの程度で痛くなるのか?
あなたの身体なので何となく分かってくるのではないでしょうか?
いかがでしょう? このズレを確かめるのがストレッチなのです。
調子のよい時と悪い時で感覚が違ってきますよ。また「わたしゃまだ若いもんで」 と言って無茶をやっちゃうと、、、股関節を痛めたり、逆に肩凝り首凝りを悪化させてしまうこともあります。なのでストレッチの段階で無茶は禁物です。
自分の身体と対話して気づくこと。イメージする姿勢やフォームに近づくことは、まず、あなたの身体という楽器を知っていただくことにもなるのです。
まとめ ストレッチとフォームの関係
今回のまとめです。
✔ ストレッチを行う意義
1.自分の身体の状態に気づくために行う。
2.理想のフォーム、姿勢に近づくために行う。
✔ フォームをつくる場合、大切なこと
3.リラックスした状態からあなたのイメージする歌いやすい型へ。
4.体調、状態によっては胸式呼吸から腹式呼吸へ、それから発声練習へ。