体調が悪い場合のレッスン

health condition ボイトレジム

ボイストレーニングのレッスンに通われているあなたは、体調が悪い時には迷わずレッスンをお休みする方でしょうか?それとも、熱がなかったら頑張ってレッスンに来る方でしょうか?

植物の葉のように、緑が鮮やかで「シャン」としていれば、良いのでしょうが、植物も人間もそうはいかない場合も多々ありますよね。

楽器となる身体の調子が悪いと、発声する声にまで影響を及ぼしてしまいます。

  • いつものサビのトップノートが出ない
  • 声の出し始めがガサガサする
  • 痰が絡んで上手く発話ができない
  • その他

今回は、体調が悪い時のレッスンはどうするのか?このことを考えていきましょう。

体調の悪い時こそボイトレを♪

実は、

体調の悪い時にこそボイストレーニングをやろう!

なのです!

これはその人の性格や行動パターンなどにもよりますが、ちょっと体調を崩すと声は使わない方が良いということで休みを選択する方もいらっしゃいます。

特に初心者の方に対して言えることですが、その判断はトレーナーに任せてください。

当然、インフルエンザや風疹など感染しやすい病気の状態で来てもらっても困ります。もちろん熱のある時には休んでいただいて構いません。

しかしながら、少しの体調の悪さなら来てもらえるとケア・メンテナンスのボイトレレッスンができます。そうするといずれ自己管理がしやすくなるわけです。

声を良くすることばかり考えない
ボイストレーニングをやっていれば、声は良くなる! 確かにそれはそうです。 ボイトレを習う人もそれが目的で通っているわけですからね。 入会してレッスンが始まるとですね、声を良くしようと頑張りすぎて、かえって伸びを邪魔している可能性がある生徒さんにお目にかかります。 何故そんな事が起きるのでしょうか? ...

するしないを決めるのは、あなた自身

これは言うまでもありません。レッスンに来るか来ないかの最終的な判断、それはあなた自身です。

さて、ここ数年、健康、美容とボイトレを結び付けたコースやプログラム、レッスンが流行っているようですが、以下の著者(ボイストレーナー/ボイスセラピスト/整体師の経験)も同じようなことを著書で書かれています。

  • 大人でも声変わり(第二変声期。人によっては第三変声期)が来るということ
  • 女性は40代から注意しなければならないこと
  • 表情筋と舌の運動

などは、似たようなメニューを使ってレッスンを進めているようです。

【引用】

でもほとんどの場合、それは誤った判断と言っていいでしょう。(P116-P117)

bigao_voicetra

鳥山真翔 著『美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる』祥伝社

もし僕がレッスン生の場合

✔ not feeling well or be in bad shape
  僕は、体調の判断としてnot feeling wellなのか?be in bad shapeなのか?
で分けています。前者は「何となく気分が悪い、体調が良くない」。後者は「非常に体調が悪い」といったニュアンスです。

✔ 自身の平熱を把握しておく
  僕は35.8°~37.0°の範囲が平熱です。この平熱は人によって高めの人や低めの人、それぞれいらっしゃるかと思いますので、あなた自身の平熱は何度台なのか?これを把握しておきましょう。

✔ 37.7°→38°を超えたら休む
  この状態になったらもう、すぐに病院で診てもらっています。

✔ ちょっとでも眠かったら仮眠をして、お休みしないようにする
  僕のことで恐縮ですが、最近は2~30分昼寝の時間を設けています。そういう傾向になったのは大病をした後からかな?休めない状況なので・・・。

以上、4つをチェックします。あくまでも参考にしてください。

症状に応じてのレッスン

何もボイトレの発声練習というと

体調不良の生徒さん
ドレンファソファミレド~♪

だけだと思い込んではいませんか?いろんなバリエーションがありますので、この機会にレッスンを通して知っておくことも良い勉強になります。

まず、前提です。レッスンに来られる場合は、マスクを着用してください。

✔ 状態と症状別

喉が痛かったり、咳が出る、だるいなどの状態とロングトーンが続かないなど症状により提供できるメニューは異なってきます。

声を良くすることばかり考えない
ボイストレーニングをやっていれば、声は良くなる! 確かにそれはそうです。 ボイトレを習う人もそれが目的で通っているわけですからね。 入会してレッスンが始まるとですね、声を良くしようと頑張りすぎて、かえって伸びを邪魔している可能性がある生徒さんにお目にかかります。 何故そんな事が起きるのでしょうか? ...

だるさならば肘を温めれば出しにくかった声も出しやすくなる。そんな事例もありますし、生徒さんに試してみたところ、実際に出しやすくもなっています。

発声と寒暖差との関係
上のアイキャッチ画像は、室長の「右肘」です。 いきなりで申し訳ありません。しかし、何故、肘が出てくるのでしょうか? 今回は、この時期に気をつけたいメンテナンスボイトレというタイトルでお届けいたします。 気温の寒暖差が激しい時期に起こりやすいアレルギー鼻炎です。今年(2018年3月末から4月初旬)は特...

✔ 女性の方へ

生理前後、生理中に声が出しにくい場合もあるかもしれません。男性にはその辛さや大変さは分かり難いことです。自己申告でそれとなく伝えていただけると、男性トレーナーとしてはとても助かります。セクハラとは思わないでくださいね。

「ちょっと体調悪いんです」だけでも構いませんから。

▼女性スタッフの書いた記事

女性のためのメンテナンスボイトレ
今回の記事は、ワンバイブスの女性トレーナーにお願いしました。 女性ならではの視点から、そして女性の皆さんにとって向かい合わなければならないことを書いていただきました。これは、男性も理解を示さないとならないことなのです。 女性を知る!? 皆さん、こんにちは!さて、いきなりこんなタイトルがついていると、...

発声ができなくてもレッスンはできます

体調不良の生徒さん
ええ~!ウソでしょう!

と思われた方、ウソではありません。

呼吸の練習、ストレッチで体をほぐすなどいくらでもメニューはあります。また、YouTubeを観ながらのアーティスト研究もできます。今やっている課題曲、今度歌う予定の課題曲をトレーナーと一緒に研究していけば、予習にもなりますからね。

また、どうしても家から出たくないあなたにとっては、Zoomなどのオンラインを利用してのレッスンもあります。コツさえ掴めると簡単にできますし、一度やったらハマってしまった生徒さんもいらっしゃったほどです。

コップ一杯のやる気をジョッキ一杯の価値に。当日キャンセルなんてもったいない!体調が悪くても後ろ向きにならずに、前向きにやっていきましょう。協力しますよ。

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